次クールの月9ドラマの主役は、KAT-TUNの亀梨くんだそうだ。亀梨くん、キョンキョンとのお付き合いは上手くいっているのかな。オレの今年の目標 は、キョンキョンのようにうんと年下のオトコのコとねんごろになることだ。20歳も離れてなくていいけど…ひと回り下くらいが理想かな…ふふふ…。が、今 年も半分強過ぎてしまった。望み薄だな。いや、諦めるまい。まだ半年弱あるからな。ぜひとも信じ難いような展開が待ち受けていることを願うばかりだ。でき れば燃えまくるような夏にしたいもんだぜ。
オレはキョンキョンが好きだ。歳も1コ違いだし、厚木出身というところも戸塚育ちのオレからするとカン トリーつながりということで、勝手な親近感を抱いている。オレが高校1年生の頃のことだ。クラスメートに頼まれて学校帰りに、当時は有楽町にあったニッポ ン放送でThe Alfeeの「出待ち」をしたことがある。とてつもなく恥ずかしい過去だ。思い出すだけでも赤面してしまう自分を禁じ得ない。友達について行っただけだか らね!強調しておこう。で、アルフィーを待っていたらば、局からキョンキョンがマネージャーさんと思しき人と、事務所関係者何人かに囲まれて出てきた。 キョンキョンがデビューして2,3曲出した頃で、まだ「アイドル革命」の一大旋風を巻き起こす前の清純派路線(?)の頃だ。髪もショートにする前のこと。 「あ~キョンキョンだぁ~」と色めき立つオレ達のような女子高生たちに一人ずつ、完璧な笑顔で「両手で」握手をしてくれた。オレにとっては多分「芸能人」 と呼ばれるような異次元に生きている人との初の触れ合い体験である。オレは舞い上がっていた。キョンキョンは握りこぶしくらいしかない小顔で、顎などは小 指大。トランジスターグラマー系で胸は大きかったな。足は太かったけど…。手も小さくて指はホントに「白魚」のように細くて柔らかかった。「キョンキョ ン、か、可愛い~!!」(←至極当たり前の感動をするオレ)。あれ以来、オレはずっとキョンキョンを見つめている。
昨年、ある雑誌でキョンキョンの特集をしていた。ちょうど映画「空中庭園」が封切られる直前だ。タイトルは「未来を約束しない女」。即買いした。ロングロングインタビューが続く構成で読み応えアリアリだったが読破した。その中にこんなクダリがあった。
「小 泉さんの、家族というものに対する憧れってどういうものなんですか」。「普通に愛する人がいて、その人のために毎日がある…って、そんなに夢見てるわけ じゃないけど、それがいちばん手に入らないものっていうのがあるから。子供がいて、育てる。そういう普通のこと」。その“普通のこと”が、女優という職業 にある以上手に入らないのだとしたら、それは推し量ることのできない孤独だった。
「たとえ結婚しても、自分が背負ってしまったものを捨てない限り は、その孤独みたいなものはどうにもならないと思う。家族がいても、絶対にその孤独感みたいなものは……。だから、捨ててしまうのかもしれないけど」。 「でも、小泉さんは結婚したときに、それを捨てなかったんですよね」。「どっちでもよかったのかな。いまとなってはまた別の人生が広がったと思うし。ま あ、運命とかね、宿命みたいなこともなきにしもあらず、というか。でも、今後またそういう機会があるのかもしれないという感じはする。いまならできるか なって気がするけど」。「まあ、一回したしね」と続けて、小泉今日子は微笑んだ。
「そういう言い方もどうかと思うけど、でも結婚してよかったと思 う。結婚生活、面白かったし、ちゃんとずっしり重かったから」。俳優である永瀬正敏との結婚生活は1995年から2004年までの9年間。29歳で結婚し て38歳で離婚したわけだ。オレの場合は1996年から2005年までの9年間で、年齢も同じ時期。ますます身勝手な共感を抱くオレ。
「離婚した ときは、気持ちが軽くなったという感じだったんですか」。「……うーん、どうだろう。嫌いになったりしなければ離婚しないわけだから。嫌いになる過程みた いなものを抱えている感じがお互いに嫌だったんだと思う。離婚して解放されるっていうのは、自由になったというよりは、また相手のいいところが見れるとい う感じ。私はそういう気分でしたね。素敵な人のはずなのに、自分はそう見なくなっていたし、見えなくなっていた。それが離れてみて、“やっぱり素敵じゃ ん”って普通に思えたから。派手な愛憎劇があったわけじゃなくて、背負っているものに対して、一緒にいることがきつくなってしまったという感じだったか ら。ほんとにいい人だし、いい役者さんだし、そういうことをちゃんと見られるようになったというか…。そこにいるべきだったかなって。そういう感覚でした ね」。
「小泉さんは、結婚という制度自体の重みみたいなものは感じていたんですか」。「それもあったかな。やっぱり結婚している場合って全然違う でしょう。“もう顔も見たくないから出て行く!”みたいなことでもないだろうし、ちゃんと二人で出口までいかないと、という意識はありましたよ。たとえど んなに時間がかかっても、ちゃんと話をして。それこそ、二人でドアを開けて入って来たんだから、二人でドアを開けて出て行きましょうというのは、お互いに 最小限の誠意なんじゃない?じゃないと、結婚しちゃ駄目な気がするし。子供がいたり、専業主婦だったりすれば、具体的な問題がもっとちゃんといっぱいある から、そんな綺麗事って思われてしまうのかもしれないけど、私達の場合はそれがベストなのかなって」。
これほど同じ想いをしているひとがいて、そ れを率直に語っているものを目にしたことは初めてだ。泣けた。「絶対に良いお友達になれる気がするの、キョンキョンとは」と妹に言ったら、「でも、キョン キョンはキョンキョンだからね。土壌も今の立ち位置もベティちゃんとは全然違うでしょ」と軽くいなされてしまった。ごもっともですけどね…。「ココロに闇 を持っているほうが素晴らしい文章が書けるよ」とケロロさんが励ましてくれた。今年の課題は亀梨くんのようなカレシではなく、「いかに自分自身の甘えに打 ち克つか」であるかもしれない。不安だ。
今週は神楽坂に行かなくてはならない。ホントのホントのところは逃走したい。が、逃げるわけにはいかない だろう。「『お暇をいただきます』と戸と閉めて 出て行くようにいかぬなり 生は」である。あ~「生きていく私 By 宇野千代」って感じだ。逃げたい。一番の元凶は日に日に大きさを増している「敗北感」を払拭することだな。とてつもないスピードで大きくなってるんだよ、 この「敗北感」がさぁ~。苦しい。滝にでも打たれてくるかな。
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