2007年8月18日土曜日

ハートの火をつけて

 このコはオレの甥っ子、千斗星(ちとせ)。平成17年5月1日生まれの1歳で~す☆適当な写真がないのでとりあえず入れてみた。

 オレ は都営浅草線で通勤している。先週の話だが、たまたま隣に座り合わせた女性(20代後半から30代前半くらいであろうか)が、超真剣な目つきで食い入るよ うにある文庫本を読んでいた。物凄い形相をしているので、一体何を読んでいるのかいな…と、オレはチラッと本の中身を盗み見た。「モテる方法」(!)とい うタイトルが見えた。その女性の容貌はセンシティブ。ルックス的に少々不自由な方とお見受けした。要するにおブスちゃん。それも「ネガティブ・ブス」タイ プだ。オレはおブスちゃんを「ポジティブ・ブス」と「ネガティブ・ブス」の二種類に勝手に分類している。前者はブスのくせに(くせに、って言うか!←自分 ツッコミ)元気で強気で、ここぞとばかりにやたらと仕切りたがる。おまけに太っていることも多い。遠慮という言葉をついぞ一度も認識したことなどないであ ろう人種を指す。このタイプは年齢が上がってくると増殖の傾向を見せる。オバチャンは恥を知らないのが多いからな。人間、開き直るとあらゆるものが気にな らなくなるらしい。全員とは言いませんよ、ええ。そして後者のおブスちゃんは、内気で引っ込み思案で自分に全く自信がなくウジウジと悩むタイプ。陰気な性 格の持ち主が多い。自分が報われないのは人のせいだと思っている。そんなイジケた精神が表情にも出ているタイプだ。そんな彼女らにオレは韓国映画でよく目 にするドロップキックをヒーローものの主人公よろしく「フライングアタ~~~ッッック!!!」と、声に出しながらカマシてやりたいと常々思っている。が、 実行したことはない。そんなことを考えているオレこそが一番の性格ブスかもしれんな。へへん、だ。で、件の女性が読んでいた「モテる方法」には、こう書い てあった。「命がけで生きていれば必ずモテる。そういう日が間違いなく訪れる」。えええぇぇ~っ!?んなこたぁね~だろ~。異議アリ!!これはもう方法っ ちゅ~より自己啓発っつーか、暗示っつーか、催眠術!?もはや宗教の域かもしれない。「そんな本を読むより恋をしよう」とCharaは歌っていた。習うよ り慣れろ、だ。カラダで覚えていかんとな。考えてするもんじゃないよ。ま、ちょっとは考えた方がいいとは思うけど。オレはいつも考えなしなので痛い目に遭 う場合が多い。いつだってそうだ。うぅ…(少し泣く)。
先週といえば、大学時代の先輩(とはいってもオレと同い年)の真由子さんからメールがき た。今はDHLジャパンで秘書をしているらしい。彼女は英語が堪能なので、ちょくちょく転職しているが、ホントに仕事に事欠かない。羨ましいものだ。真由 子さんは美人で聡明で心優しくお洒落でお料理も上手なのにいまだに独身だ。おうちのことをチマチマとやることが大好きなのに。人生、ままならないことが多 い。本人は昔から結婚したがっているが縁遠い、というよりも、もう婚期を完全に逸してしまったのかもしれない。オレが分析するに、真由子さんは男性に依存 し過ぎるキライがある。心身共にどっぷりハマルので、相手を束縛しまくるのだ。「あなたがいなければ生きていけないっ!」モード全開なので、いつしか男性 サイドは彼女の要求に応えきれなくなり、最後は逃亡する。自立して、ちゃんと自分の時間を有意義に楽しむ余裕があるオンナじゃないと、やっぱ「重い」って 感じちゃうんじゃないのかね、オトコのひとは。。。もっとも、個人差はあるとは思うがな。ちょっとエラそうだな、オレ。真由子さんって、2年位前には確か 8歳年下(!)のカレシがいると言っていたが…。メールにはこうあった。「私は相変わらず不器用で恋愛下手です。この年代の恋愛は難しいと思うのは私だ け?今のカレシとも雲行きが怪しいんだよね。フラれるのを待つか、先にこちらからフルか…。ちなみに前の年下くんとは終わってます~!」
う~む。 また繰り返しているのか。仕事と一緒で、カレシも切れ間がないな。続かないのは両方同じなようだが…。そんな持久戦やったって時間がもったいないのに。好 きならガン!と当たって自分の気持ちをはっきり伝えてカレの想いを確認して、それでダメだったら次に行けばいいじゃん。悩む前に行動しなくちゃ!20代 じゃないんだぜ。時間ないっつーの。真由子さんもそうだが、なぜかオレの周りには小心者が集う。繊細なのがワラワラと寄ってくるんだよな~。いろんな人間 を矢継ぎ早に励ましていかなきゃいけないから、けっこータイヘンなんだよ。みんな、背中を押して欲しいんだよね。オレだってたまには押して欲しいぜ!い や、不要か。自分で跳べちゃうも~ん、だ。
時間がないといえば、日曜日の午後にフジテレビのあるドキュメンタリー番組を見た。「再婚への輪舞曲 (ロンド)~バブル世代のオンナたち~」というものだ。40~42歳ぐらいの(オレと同世代だ)「バツイチ女性たち」が再婚に向けて奮闘努力する内容だっ た。協議離婚だったり死別だったり、子供がいたりいなかったり、その子供がまだ小さかったりもう成人していたり、状況はさまざまだったが、「男運がないの は方角が悪いからだ」と引っ越しをしたり、再婚のためのお見合いサークルに頻繁に出席したり、文字通り「必死」だった。思いっきり必死。女性たちは口々に 「40歳という人生の折り返し地点(オレはこの言葉が嫌いだ)にきて、平均寿命を考えるとあと40年は生きなくちゃいけないのに、ずっと独りでいるのは寂 しすぎる…」とか、「今までは子供に一心に愛情を注いで子育てだけを一生懸命やってきたけれど、もはや子供が自分を必要としない年頃になって急に虚しさを 感じる」とか、「母ではあるけれどもオンナでいたい。母とオンナの狭間で揺れている」とかいろいろ言っていた。共通していたのは、全員「目がギラギラ」し ていたことだ。あんなに物欲しそうな顔してたらオトコは引くだろう。「メス」な感じ。が、メスであるならば、いつだってオスに追われていないといかんぜ。 動物学的にはそうなってるんだからさ。追わせろ、追うな!逃げても追って来させろ。な~んて、全然実践できてないけどな~オレってば。そういやぁ、実家に 帰るたびに妹に言われるな。「やぁだ~。またギラギラしてる~。こわぁ~い~」って。ギラついているのはオレなのか…。自分ではいつも涼しい目もとをして いるつもりなんだけどな。おかしいな。

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