オレはフジテレビの情報番組「とくダネ!」を平日は毎 朝観ている。ここ数年は毎朝必ずこの番組を観ている。「雑学王」の異名をとるオレだが、大体の情報源はここだ。ちょっと受け売りな面も多々。で、昨年から だったか、オープニングテーマがThe Pretendersの「Don’t Get Me Wrong」になった。先週、フジロックフェスか何かのために来日中のThe Pretendersが番組に生出演していた。ヴォーカル&ギターのクリッシー・ハインド姐御の近影(?)を超久々に拝見したが、姐御は実にお若かった。 バンド結成30年とかで(オレが小学生の時だぞ)推定年齢は50代半ば。昔と比べると確かにお顔のシワは少~し増えたかな、というところだが、相変わらず スリムでめちゃめちゃイカしていた。子供もちゃんと産んでるのに!オレは黒のレザーパンツやジーンズが世界一似合うオンナはクリッシーだとずっと思ってい るのだが、健在ぶりに圧倒された。オレは学生時代にバンドをやっていた頃、クリッシーやジョーン・ジェットのような姐御に憧れたがなれなかった。だってほ ら、オレ、カッコいいっつーよりキュートなタイプだからさ(←自分で言うか)。んでもって番組中に、その日のコメンテーターである佐々木かをり(イー・ ウーマン社長)が、「1982年に来日なさった時に、私ラジオ局で(The Pretendersの)通訳をしたんですよ!」と言うと、司会のオヅラさん(小倉智昭)が、「当時は彼女(佐々木さんのこと)も今よりずっと可愛かった と思いますけどね」と発言した。するとクリッシー姐御は、「女性は歳を重ねるごとに素敵になるので、今の発言は信じません」と笑顔でお返しになった。「さ すが姐御…。見事な切り返しですぜ!」。朝っぱらからひとしきり感心したオレである。
歳を重ねるといえば、今、時代は「遅咲き」だそうである。 先日、雑誌『VOCE』を読んでいたらそう書いてあった。「黒木瞳が現在のような輝きを放ち始めたのは40代になってからだし、マーケティングの臭いがす るものの、ほしのあきの売りはどう考えても『最年長のグラビアアイドル』である。彼女の場合は、逆サバか!?と思うほどの童顔であるから成立した手法かも しれないが、年長者であることが最大のアピールになったことは否めない」等々、分析されていた。「『遅咲きが脚光を浴びる時代』か…。フフフ…そうか…。 やっと時代がオレに追い付いてきたぜ…!!よっしゃ~」。根拠のない自信に目をギラつかせたりするオレ。誌面を読み進めていくと、オレの大好きなコーナー である辛酸なめ子(いかがなもんかね、このペンネーム)のエッセイのページにきた。今回のテーマは「『一人でできるリンパマッサージ』のDVDを鑑賞&実 践」である。溜まった老廃物を排出すべくリンパマッサージをしましょう、というもの。DVDの中身としては、女性が一人でベッドに横たわり自分の体を撫で 回す、という見様によってはかなり淫靡なものらしい。内容を知らない男性が見たらば、ただの「欲求不満なオンナ」としか映らないかもしれないそうだ。なめ 子いわく、「男性による『まさぐり』は一時の快楽をもたらしてくれるかもしれませんが、美容効果は得られません」。おぉ…。てなわけで(?)、ある試みを 目論んだオレ。
「あの~ジョゼさん、リンパを活性化させるようなサスリをしていただけませんかの?」ダレダレとまったりしているヤツに打診して みた。「え?リンパ?下から上にすればいいんだろ?」「そうそう。血流を良くするのさ。老廃物を出す感じでね」「わかった」さわさわ…。オレのふくらはぎ を指圧するジョゼ。さわさわ~さわさわ~。「う…うぅ~む」「ん?くすぐったい?」「ダゥ~ッッッ!!!」献身的なジョゼをはじき飛ばすオレ。さながら、 星一徹がちゃぶ台をひっくり返す時のソレとほとんど同じだ。「だ、ダゥ~ッ、って!?どうかした?」「そんな『サスリ』で美容効果が得られるか~っ!出直 してこい~っ!!」「ひぃぃ~すみません~、精進します~!」こうして、恐怖政治への布石を構築しつつある今日この頃である。主従、徒弟関係といえば、こ の間実に面白い文献を発見した。この件についてはまた後日書くことにする。早く梅雨明けしないかな~。
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