2010年9月12日日曜日

真珠夫人


『Y賣こども新聞』の取材を中高生から受けるウチのN社長(富山県高岡市出身、45歳)の写真である。
みんな、将来は銀座で飲めるような立派な大人になってね♪


銀座といえば、押尾学の裁判ネタがワイドショーを賑わしている。
亡くなったホステスさんが勤めていた店「J(仮称)」は、
オレが在籍しているAP(仮称)とは通りを挟んで目と鼻の先。
もっとも「J」は事件後にガクッと客足が落ちてしまい、夏前に閉店したと聞く。

ひと頃大変話題になった「筆談ホステス」がいた「M」はAPの隣のビルにある。
隣に筆談ホステスが通っていたのだ。見たことないけどな。
元祖の筆談ホステスは出産したようで、現在は休職中のようだ。
貴美ちゃん情報によると、妹分(?)の筆談ホステスが新たに「M」にデビューしたらしい。
聞けば元祖に憧れて「M」の門を叩いたという。
が、そもそも、会話を楽しむことに重きを置く銀座のクラブで筆談でどこまで太刀打ちできるのだろう。
ハンディを補って余りある美貌ありき、といった商品価値が必要とされると思われる。
キレイなら喋れなくてもいいのか?大いに疑問が残る。

話は変わるが、オレは東京MXテレビの『5時に夢中!』の大ファンである。
この番組の秀逸さ加減についてはまた別途述べたいと思うが、
夕方5時の生放送というククリにおいてタブーがないという、無法地帯のような番組である。
日替わりでマーベラスなコメンテーターの方々が登場するのだが、
木曜日にご出演中の岩井志麻子先生が、現在のご主人である18歳下の韓国人のジョンウォン君が
韓国のサウナで、とある俳優と出くわした時のお話をなさっておられた。
ジョンウォン君によると、その俳優のチ○コには、がっつり真珠が埋め込まれていたという。
サウナを出てから志麻子先生とジョンウォン君は、その俳優が出ている映画のロードショーに
出かけたそうだが、
先生は「チ○ンに真珠が入っとるんやな。チ○コに真珠が…チ○コに…」と、
映画に全く集中できなかったそうだ。

先生は実名は伏せておられたが、その俳優とは「大作映画の主演を張る大スター」
であるとのことであった。
「だ、だ、誰なんだ。チ○コに真珠をゴッソリ埋めている俳優ってのは~!!」
気になって気になって夜も眠れないオレは、韓流に詳しい友人のレイコに聞いてみた。

「知ってる。二人考えられるわ。△△△△△△か××××××のどちらかよ。
でも多分△△△△△△の方だと思う」

ななななな…なんやて~!?
△△△△△△~~~!?そそそそ、そんな…。
オレが今まで映画館に行ってまで劇た作品が2本もある、まさに今の韓国映画界を
背負って立っている名優である。
「△△△△△△のチ○コに真珠が…真珠が埋まっているなんて…」
あわわわ~と狼狽するオレにレイコが畳みかける。
「しかも△△△△△△の奥さんは、女優の■■■■よ」

「ひぃぃぃ~。アレとアレって夫婦なんかよ~~~。
オレ、■■■■のドラマのDVD-BOX持ってるよ~。
もうダメ~。自分で自分の体を支えていられない~。
な、何か捕まるものをここに…。あとお水を…お水をすぐここに持ってきて頂戴!!」
オレは辛うじて平常心を保つことに注力した。

レイコは続ける。
「チ○コに真珠、実際はどういう形になっているのか拝んだことがないし、
想像だけでしかないから、一度ホンモノを見てみたいわ。
△△△△△△が出ている映画を観に行ったら、私もナニを見てみたい!!
見せてくれ!!という欲求にかられると思うわ。
奥さんの■■■■はナニを毎日見ている、というか体験済みよね…」

そんな△△△△△△主演の映画が現在日本でも大ロードショー中です☆
って言ったら、誰だか限定できちゃうか。
名優なんですけどね…。芝居が上手くてねぇ。確かオレと同い年だったはず。
っつーことは、埋め込み手術はおそらく30代の時に!?
ナニを思って、もとい、何を思ってそんな大英断を下したのか。
はっきりわかっていることは、オレも志麻子先生同様、△△△△△△を
「チ○コに真珠が入っている俳優」としてしか見られなくなってしまったということである。

先述の押尾学は女性をエッチに持ち込む際に必ず
「俺のチ○コが欲しいか?」と聞いたという。
言ってみたいですねぇ、世の中のお父さんたち。実に羨ましい発言ですねぇ。
サンジャポでミッツ・マングローブがこうコメントしていた。
「押尾ってものすごく自分の下半身に自信を持っていると思う。顔つきにも出ているし」。
オレも全く同感だ。精力の強さ=俺スゴイだろ、的な発想のヤツ。
押尾、デカそうだしな。だが、デカけりゃいいというものではない。
日本のオトコたちはデカさにこだわり過ぎていると思う。
大きさよりも機能性ですよ。あ、そっちはもっとダメ!?

中高年 歯がない 毛がない 先がない
by 綾小路きみまろ

ふぅ…秋だな…。

ブログ再開したはいいが、下ネタが多いな。
次回からはもっと高尚なことを書こう、と今日だけ誓うオレである。 






2010年9月6日月曜日

あんた、ジルバは踊れるかい?


銀座AP(仮称)でのオレのジイサン人気は絶大である。
ジイサン限定(65歳~上限なし)では間違いなくNo.1だ。
もはや敵なし。
介護福祉士のような役割を果たしているからな。
ただし若手からの食いつきはあまり振るわない。
若い男子も好きなのに…。

先日、某大手企業5名様のお席でのこと。
5名様の内、4名様は30~50代前半であったが、お一人だけ、どう見てもかなりシルバーな方がいらした。
聞けば74歳だとおっしゃる。オレの親父より年上である。

シルバーさんはハジケタ歌をキュートなダンス付きでノリノリに
披露し、年齢を全く感じさせない。
お連れの方達からもイイカンジでイジられていて、和気あいあいとした雰囲気である。
オレは水割りを作り、煙草に火を点け灰皿を取り替えるという、ごくごく当たり前の業務をこなしていた。
それをジッと見ていたシルバーさんが呟いた。

「あんた、気が利くねぇ。大したもんだ」
「いえいえ、こんなの普通です」
「いや~さっきから見てるけど、そのさりげなさはさすがだな。それにあんたには清潔感がある。
アタマも良さそうだ。なかなかいないぞ」
「いえいえ、そんな…」オレは謙遜した(一応)。

シルバーさんはピースライトを吸いながら遠い目で語り始めた。

「今日久々に銀座に来たけど、このへんも変わったねぇ。この店は初めてだが」
「そうですね。そうおっしゃるお客様は多いですね。この不況で昨年は150店近く閉店したそうですし、『銀座は変わった』というお声はよくお聞きしますね」
「そうかい。俺は30年前はホントによく来てたんだ。毎日のようにな。
K社の専務までやったんだぞ」
「K社の…スゴイですねぇ。エリート!」(←お決まりのヨイショ。大切です)
「いやいや、今は引退したただのジジイだよ。その頃のホステスは良かった。サバケてたなぁ。
『ちょっと帰りに家に寄っていいかい?』って聞くと『いいわよ』って、必ずヤラしてくれたもんだよ」
「はぁ、そうなんですか…(話半分に聞いておこう)」
「オネエチャンのマンションに着くと、裸で待ってるんだよ。で、すぐ始めるんだ。
コッチが服を脱ぐまで待ってくれないんだよ。で、着たままヤルんだ。
最初は手だけでスルんだが、それでオネエチャンがイっちゃうもんだからさ…。
その後、彼女が口でヤッテくれるんだがオレもイっちゃってね。ズボンが汚れて困ったよ。
洗濯したりしてな。アッハッハッハ~~~!!」

(よく聞きます、そのテの昔の武勇伝。
鵜呑みにはしませんが、生々しいっす。
しかし、親父より年上の方のそーゆー話はちょいと…)。
そう思いながらも天使の微笑みを返すオレである。
オレの笑みは「菩薩」と呼ばれている必殺業なのだ。

「それにしてもあんたは可愛い。実に可愛い」
「そんな…そんなことないです」
「その謙虚さがまたいい!!ところで、あんた、ジルバは踊れるかい?」
「いえジルバは…。勉強不足で申し訳ありません」
「踊れないのか~。残念だな。昔はジルバを踊りながらいろんなところを触って、
それで気持ちを高めてから部屋に流れ込んだんだよ」
「さよですか」(←だんだんと聞き流す方向に)
「ジルバはちゃんと練習しておきなさい」

昔のホステスさんはジルバを踊ったんすか?
いつの時代だよ!?

帰りがけにシルバーさんがオレの耳元で囁いた。
「俺、まだ勃つから。今度ヤろうな」
「はぁい。期待してまーす♪」

イヤです。ま、実現しないだろうけど。

「ヤラせろ、ヤラせろ言う客は、自分がまだ女の子から男だと見られてるか確認したいだけで
ホントにヤリたいわけじゃないから温かく接してあげなさい」
と、浅草橋の社長がよく言っていたな。社長、その後すぐにクビになっちゃったけど…。

予定調和の会話が連夜繰り返されているものの、老人は親父とダブって多少やりにくい。
こなしますけど。仕事ですから。
時給上げてくれ~~~。

暑くてマターリするサスケくん。

2010年9月5日日曜日

Happy Birthday To Ya!!


日々の暮らしを徒然なるままに。


暑い。暑すぎる。
暑い暑いと言うのにもすっかり飽きてきてしまったほど今年の夏の気温は度を越している。
猛暑だ熱帯夜だの「連続記録更新!!」のニュースを聞くたびに卒倒しそうになるオレである。

一昨日の金曜日に銀座はマロニエゲートで「精をつけるなら鰻じゃ!!」と、高級な鰻(モチロン、オジサマの奢り☆)をかっ込んでみた。食べたそばから鰻の滋養がカラダ中に行き渡り、みるみるとパワーアップしていった(ような気がした。あくまで気分だけ)。

そんな尋常でない暑さが猛威をふるった夏も少しずつ秋に移行していっている。
陽が沈むのが早くなったし、影は確実に長くなっている。秋の虫の声もごくわずかだが聞こえる。そう、もう9月なのだ。

9月生まれの人間がオレの周りには妙に多い。
銀座AP(仮称)の美智子さんもその一人。9月4日生まれである。
一昨日鰻をかっ食らった後、ご馳走してくれたオジサマとAPへ一緒に行き(いわゆる同伴出勤というやつだ)通常業務をこなした。
株安、円高、酷暑の影響のためか、この日も客足は芳しくない。
女の子たちはどんどん早上がりさせられてしまい、閉店時に残っていたのはオレの贔屓客である某インクメーカーのH氏とS氏と美智子さんとオレ、の四人のみだった。
日付が変わる頃にH氏がスティービー・ワンダーの「Happy Birthday To You」を美智子さんに贈った。
APは銀座のクラブだがカラオケがあるのだ。カラオケがあるがゆえにスナックと間違えられることも多い。店の雰囲気もスナックに限りなく近いが、それを言うとオーナーママが激怒するので皆黙っている。

誕生日の夜に一人で帰すのも忍びない、とH氏が気を遣い、それにS氏も同調したため、美智子さんのためにアフターをすることになった。
その旨を美智子さんに告げると「えぇっッ!本当!?いいの?ホントにいいの?嬉しい~!!片付けしたらすぐ行くから待っててねっ」と、ある意味たまげるほどの瞳の輝き具合を見せたので、オレはナンだかものすごく人の役に立っているという満足感にちょっとばかり包まれた。

アフターの店は美智子さんたっての希望で「毎日食べてもいい」と日頃から繰り返し繰り返し叫んでいるお気に入りのジャンルである「お寿司」にした。
並木通りにある寿司店に入ると時は午前1時過ぎ、ひと目でソレとわかるアフター客で混みあっていた。
露出度の高いお洋服と盛り盛りの巻き髪にギャルメイクバフバフ。そばには「まだバブルでしたっけ???」と錯覚してしまうような胡散臭い、もといお茶目なオジサマ達がゴロゴロ。
「スゲェ…お化粧上手いな~。教えて欲しい~」オレは女子群をジロジロ見たい気持ちを懸命に抑えた。
「あんなん、全然ダメや。ベティちゃんの方がごっつ魅力的やで」「Hさん、イイコト言う~」
H氏とオレは乾いた笑いを酌み交わした。

そんな中、40代後半か50代前半かの顔を真っ赤にしたオヤジが、若くてキレイなお嬢さん二人を
伴ってオレ達の隣の席に座った。
「好きなものどんどん食いなよ」上機嫌なオヤジ。ちょっといい会社のサラリーマンがけっこー無理して
奮発している感アリアリである。
「はい、頂いてますぅ~」「美味しいですぅ~」「かに味噌食べてるだけで幸せですぅ~」
いずれも感情ゼロのコメントを発する女子達にオヤジが畳みかける。
「君達さぁ、アフターも積極的に付き合わなきゃ指名とれないよ~。そのぐらいの気持ちでやんないと。
お水の世界で生きていこうと思ってるんなら、さぁ~」
「そうですね~頑張りますぅ~」と、トーン低く答える女の子の気持ちがオレにも伝わってきた。

「テメーがあんまりしつこいから付き合ってやってんじゃん。まだ何度か店に来そうだからちょっと丁寧に扱ってやるか、って。でも一人でアフターするのもイヤだからもう一人女の子呼んでんじゃん。
バッカじゃね~の!!」

皆さん、同伴もアフターも私達はしたくないんです。疲れるし、時間もったいないし。
その分お金でくれる人が一番評価上がりますよ☆

そんなこんなで、ひとしきり飲み食いした後で美智子さんとタクシーで帰った。
美智子さんはベロベロである。オレは酔いながら「ウィ~ッ」という人を漫画やドラマ以外で久々に見た。
「お客さんの前では言えないこともあるから…。いろいろあるのよ…ホントにいろいろ…。でもね、でもOさん(オーナー)はスゴイ人よ…あの人はホントにスゴイのよ…。ウィ~ッ!!」
銀座を生き抜いてきたオンナの切なさが垣間見えた。←江古田ちゃん読み

頑張れ!!美智子さん。
あなたが皆に「仕事が出来ない」だの「認知症じゃないのか」だの「アル中入ってるよね」だの
言われても、オレは味方です(少しだけ)。

でも、そろそろオレも銀座からは足を洗ってカタギ一本にしないとな。


同じ向きを向いて涼むウチのハナたんとサスケ。姉弟ではありません。
他人(猫)です。