2010年9月12日日曜日

真珠夫人


『Y賣こども新聞』の取材を中高生から受けるウチのN社長(富山県高岡市出身、45歳)の写真である。
みんな、将来は銀座で飲めるような立派な大人になってね♪


銀座といえば、押尾学の裁判ネタがワイドショーを賑わしている。
亡くなったホステスさんが勤めていた店「J(仮称)」は、
オレが在籍しているAP(仮称)とは通りを挟んで目と鼻の先。
もっとも「J」は事件後にガクッと客足が落ちてしまい、夏前に閉店したと聞く。

ひと頃大変話題になった「筆談ホステス」がいた「M」はAPの隣のビルにある。
隣に筆談ホステスが通っていたのだ。見たことないけどな。
元祖の筆談ホステスは出産したようで、現在は休職中のようだ。
貴美ちゃん情報によると、妹分(?)の筆談ホステスが新たに「M」にデビューしたらしい。
聞けば元祖に憧れて「M」の門を叩いたという。
が、そもそも、会話を楽しむことに重きを置く銀座のクラブで筆談でどこまで太刀打ちできるのだろう。
ハンディを補って余りある美貌ありき、といった商品価値が必要とされると思われる。
キレイなら喋れなくてもいいのか?大いに疑問が残る。

話は変わるが、オレは東京MXテレビの『5時に夢中!』の大ファンである。
この番組の秀逸さ加減についてはまた別途述べたいと思うが、
夕方5時の生放送というククリにおいてタブーがないという、無法地帯のような番組である。
日替わりでマーベラスなコメンテーターの方々が登場するのだが、
木曜日にご出演中の岩井志麻子先生が、現在のご主人である18歳下の韓国人のジョンウォン君が
韓国のサウナで、とある俳優と出くわした時のお話をなさっておられた。
ジョンウォン君によると、その俳優のチ○コには、がっつり真珠が埋め込まれていたという。
サウナを出てから志麻子先生とジョンウォン君は、その俳優が出ている映画のロードショーに
出かけたそうだが、
先生は「チ○ンに真珠が入っとるんやな。チ○コに真珠が…チ○コに…」と、
映画に全く集中できなかったそうだ。

先生は実名は伏せておられたが、その俳優とは「大作映画の主演を張る大スター」
であるとのことであった。
「だ、だ、誰なんだ。チ○コに真珠をゴッソリ埋めている俳優ってのは~!!」
気になって気になって夜も眠れないオレは、韓流に詳しい友人のレイコに聞いてみた。

「知ってる。二人考えられるわ。△△△△△△か××××××のどちらかよ。
でも多分△△△△△△の方だと思う」

ななななな…なんやて~!?
△△△△△△~~~!?そそそそ、そんな…。
オレが今まで映画館に行ってまで劇た作品が2本もある、まさに今の韓国映画界を
背負って立っている名優である。
「△△△△△△のチ○コに真珠が…真珠が埋まっているなんて…」
あわわわ~と狼狽するオレにレイコが畳みかける。
「しかも△△△△△△の奥さんは、女優の■■■■よ」

「ひぃぃぃ~。アレとアレって夫婦なんかよ~~~。
オレ、■■■■のドラマのDVD-BOX持ってるよ~。
もうダメ~。自分で自分の体を支えていられない~。
な、何か捕まるものをここに…。あとお水を…お水をすぐここに持ってきて頂戴!!」
オレは辛うじて平常心を保つことに注力した。

レイコは続ける。
「チ○コに真珠、実際はどういう形になっているのか拝んだことがないし、
想像だけでしかないから、一度ホンモノを見てみたいわ。
△△△△△△が出ている映画を観に行ったら、私もナニを見てみたい!!
見せてくれ!!という欲求にかられると思うわ。
奥さんの■■■■はナニを毎日見ている、というか体験済みよね…」

そんな△△△△△△主演の映画が現在日本でも大ロードショー中です☆
って言ったら、誰だか限定できちゃうか。
名優なんですけどね…。芝居が上手くてねぇ。確かオレと同い年だったはず。
っつーことは、埋め込み手術はおそらく30代の時に!?
ナニを思って、もとい、何を思ってそんな大英断を下したのか。
はっきりわかっていることは、オレも志麻子先生同様、△△△△△△を
「チ○コに真珠が入っている俳優」としてしか見られなくなってしまったということである。

先述の押尾学は女性をエッチに持ち込む際に必ず
「俺のチ○コが欲しいか?」と聞いたという。
言ってみたいですねぇ、世の中のお父さんたち。実に羨ましい発言ですねぇ。
サンジャポでミッツ・マングローブがこうコメントしていた。
「押尾ってものすごく自分の下半身に自信を持っていると思う。顔つきにも出ているし」。
オレも全く同感だ。精力の強さ=俺スゴイだろ、的な発想のヤツ。
押尾、デカそうだしな。だが、デカけりゃいいというものではない。
日本のオトコたちはデカさにこだわり過ぎていると思う。
大きさよりも機能性ですよ。あ、そっちはもっとダメ!?

中高年 歯がない 毛がない 先がない
by 綾小路きみまろ

ふぅ…秋だな…。

ブログ再開したはいいが、下ネタが多いな。
次回からはもっと高尚なことを書こう、と今日だけ誓うオレである。 






2010年9月6日月曜日

あんた、ジルバは踊れるかい?


銀座AP(仮称)でのオレのジイサン人気は絶大である。
ジイサン限定(65歳~上限なし)では間違いなくNo.1だ。
もはや敵なし。
介護福祉士のような役割を果たしているからな。
ただし若手からの食いつきはあまり振るわない。
若い男子も好きなのに…。

先日、某大手企業5名様のお席でのこと。
5名様の内、4名様は30~50代前半であったが、お一人だけ、どう見てもかなりシルバーな方がいらした。
聞けば74歳だとおっしゃる。オレの親父より年上である。

シルバーさんはハジケタ歌をキュートなダンス付きでノリノリに
披露し、年齢を全く感じさせない。
お連れの方達からもイイカンジでイジられていて、和気あいあいとした雰囲気である。
オレは水割りを作り、煙草に火を点け灰皿を取り替えるという、ごくごく当たり前の業務をこなしていた。
それをジッと見ていたシルバーさんが呟いた。

「あんた、気が利くねぇ。大したもんだ」
「いえいえ、こんなの普通です」
「いや~さっきから見てるけど、そのさりげなさはさすがだな。それにあんたには清潔感がある。
アタマも良さそうだ。なかなかいないぞ」
「いえいえ、そんな…」オレは謙遜した(一応)。

シルバーさんはピースライトを吸いながら遠い目で語り始めた。

「今日久々に銀座に来たけど、このへんも変わったねぇ。この店は初めてだが」
「そうですね。そうおっしゃるお客様は多いですね。この不況で昨年は150店近く閉店したそうですし、『銀座は変わった』というお声はよくお聞きしますね」
「そうかい。俺は30年前はホントによく来てたんだ。毎日のようにな。
K社の専務までやったんだぞ」
「K社の…スゴイですねぇ。エリート!」(←お決まりのヨイショ。大切です)
「いやいや、今は引退したただのジジイだよ。その頃のホステスは良かった。サバケてたなぁ。
『ちょっと帰りに家に寄っていいかい?』って聞くと『いいわよ』って、必ずヤラしてくれたもんだよ」
「はぁ、そうなんですか…(話半分に聞いておこう)」
「オネエチャンのマンションに着くと、裸で待ってるんだよ。で、すぐ始めるんだ。
コッチが服を脱ぐまで待ってくれないんだよ。で、着たままヤルんだ。
最初は手だけでスルんだが、それでオネエチャンがイっちゃうもんだからさ…。
その後、彼女が口でヤッテくれるんだがオレもイっちゃってね。ズボンが汚れて困ったよ。
洗濯したりしてな。アッハッハッハ~~~!!」

(よく聞きます、そのテの昔の武勇伝。
鵜呑みにはしませんが、生々しいっす。
しかし、親父より年上の方のそーゆー話はちょいと…)。
そう思いながらも天使の微笑みを返すオレである。
オレの笑みは「菩薩」と呼ばれている必殺業なのだ。

「それにしてもあんたは可愛い。実に可愛い」
「そんな…そんなことないです」
「その謙虚さがまたいい!!ところで、あんた、ジルバは踊れるかい?」
「いえジルバは…。勉強不足で申し訳ありません」
「踊れないのか~。残念だな。昔はジルバを踊りながらいろんなところを触って、
それで気持ちを高めてから部屋に流れ込んだんだよ」
「さよですか」(←だんだんと聞き流す方向に)
「ジルバはちゃんと練習しておきなさい」

昔のホステスさんはジルバを踊ったんすか?
いつの時代だよ!?

帰りがけにシルバーさんがオレの耳元で囁いた。
「俺、まだ勃つから。今度ヤろうな」
「はぁい。期待してまーす♪」

イヤです。ま、実現しないだろうけど。

「ヤラせろ、ヤラせろ言う客は、自分がまだ女の子から男だと見られてるか確認したいだけで
ホントにヤリたいわけじゃないから温かく接してあげなさい」
と、浅草橋の社長がよく言っていたな。社長、その後すぐにクビになっちゃったけど…。

予定調和の会話が連夜繰り返されているものの、老人は親父とダブって多少やりにくい。
こなしますけど。仕事ですから。
時給上げてくれ~~~。

暑くてマターリするサスケくん。

2010年9月5日日曜日

Happy Birthday To Ya!!


日々の暮らしを徒然なるままに。


暑い。暑すぎる。
暑い暑いと言うのにもすっかり飽きてきてしまったほど今年の夏の気温は度を越している。
猛暑だ熱帯夜だの「連続記録更新!!」のニュースを聞くたびに卒倒しそうになるオレである。

一昨日の金曜日に銀座はマロニエゲートで「精をつけるなら鰻じゃ!!」と、高級な鰻(モチロン、オジサマの奢り☆)をかっ込んでみた。食べたそばから鰻の滋養がカラダ中に行き渡り、みるみるとパワーアップしていった(ような気がした。あくまで気分だけ)。

そんな尋常でない暑さが猛威をふるった夏も少しずつ秋に移行していっている。
陽が沈むのが早くなったし、影は確実に長くなっている。秋の虫の声もごくわずかだが聞こえる。そう、もう9月なのだ。

9月生まれの人間がオレの周りには妙に多い。
銀座AP(仮称)の美智子さんもその一人。9月4日生まれである。
一昨日鰻をかっ食らった後、ご馳走してくれたオジサマとAPへ一緒に行き(いわゆる同伴出勤というやつだ)通常業務をこなした。
株安、円高、酷暑の影響のためか、この日も客足は芳しくない。
女の子たちはどんどん早上がりさせられてしまい、閉店時に残っていたのはオレの贔屓客である某インクメーカーのH氏とS氏と美智子さんとオレ、の四人のみだった。
日付が変わる頃にH氏がスティービー・ワンダーの「Happy Birthday To You」を美智子さんに贈った。
APは銀座のクラブだがカラオケがあるのだ。カラオケがあるがゆえにスナックと間違えられることも多い。店の雰囲気もスナックに限りなく近いが、それを言うとオーナーママが激怒するので皆黙っている。

誕生日の夜に一人で帰すのも忍びない、とH氏が気を遣い、それにS氏も同調したため、美智子さんのためにアフターをすることになった。
その旨を美智子さんに告げると「えぇっッ!本当!?いいの?ホントにいいの?嬉しい~!!片付けしたらすぐ行くから待っててねっ」と、ある意味たまげるほどの瞳の輝き具合を見せたので、オレはナンだかものすごく人の役に立っているという満足感にちょっとばかり包まれた。

アフターの店は美智子さんたっての希望で「毎日食べてもいい」と日頃から繰り返し繰り返し叫んでいるお気に入りのジャンルである「お寿司」にした。
並木通りにある寿司店に入ると時は午前1時過ぎ、ひと目でソレとわかるアフター客で混みあっていた。
露出度の高いお洋服と盛り盛りの巻き髪にギャルメイクバフバフ。そばには「まだバブルでしたっけ???」と錯覚してしまうような胡散臭い、もといお茶目なオジサマ達がゴロゴロ。
「スゲェ…お化粧上手いな~。教えて欲しい~」オレは女子群をジロジロ見たい気持ちを懸命に抑えた。
「あんなん、全然ダメや。ベティちゃんの方がごっつ魅力的やで」「Hさん、イイコト言う~」
H氏とオレは乾いた笑いを酌み交わした。

そんな中、40代後半か50代前半かの顔を真っ赤にしたオヤジが、若くてキレイなお嬢さん二人を
伴ってオレ達の隣の席に座った。
「好きなものどんどん食いなよ」上機嫌なオヤジ。ちょっといい会社のサラリーマンがけっこー無理して
奮発している感アリアリである。
「はい、頂いてますぅ~」「美味しいですぅ~」「かに味噌食べてるだけで幸せですぅ~」
いずれも感情ゼロのコメントを発する女子達にオヤジが畳みかける。
「君達さぁ、アフターも積極的に付き合わなきゃ指名とれないよ~。そのぐらいの気持ちでやんないと。
お水の世界で生きていこうと思ってるんなら、さぁ~」
「そうですね~頑張りますぅ~」と、トーン低く答える女の子の気持ちがオレにも伝わってきた。

「テメーがあんまりしつこいから付き合ってやってんじゃん。まだ何度か店に来そうだからちょっと丁寧に扱ってやるか、って。でも一人でアフターするのもイヤだからもう一人女の子呼んでんじゃん。
バッカじゃね~の!!」

皆さん、同伴もアフターも私達はしたくないんです。疲れるし、時間もったいないし。
その分お金でくれる人が一番評価上がりますよ☆

そんなこんなで、ひとしきり飲み食いした後で美智子さんとタクシーで帰った。
美智子さんはベロベロである。オレは酔いながら「ウィ~ッ」という人を漫画やドラマ以外で久々に見た。
「お客さんの前では言えないこともあるから…。いろいろあるのよ…ホントにいろいろ…。でもね、でもOさん(オーナー)はスゴイ人よ…あの人はホントにスゴイのよ…。ウィ~ッ!!」
銀座を生き抜いてきたオンナの切なさが垣間見えた。←江古田ちゃん読み

頑張れ!!美智子さん。
あなたが皆に「仕事が出来ない」だの「認知症じゃないのか」だの「アル中入ってるよね」だの
言われても、オレは味方です(少しだけ)。

でも、そろそろオレも銀座からは足を洗ってカタギ一本にしないとな。


同じ向きを向いて涼むウチのハナたんとサスケ。姉弟ではありません。
他人(猫)です。


2007年8月18日土曜日

パリ高級娼館女主人の告白

 ど~も~。銀座で大ブレイク中のベティで~す。中田カウス師匠、頑張れ!!(←他意なし)
 先日恵比寿駅界隈を歩いていた時のこと。20代前半 と思しきギャル(死語)二人とすれ違った。「アタシしみじみ思ったんだけど~、やっぱりさあ~幸せなひとのそばにいないと自分も幸せになれないな、ってぇ ~」「そうだよね~アタシもそう思う~」。わかってるじゃねぇか、コムスメ。また、JR新橋駅銀座口で出勤前(銀座のね)のお化粧直しをしていた時のこ と。20代前半と思しきギャル(死語)二人が同じくお化粧直しをしていた。「アタシしみじみ思ったんだけど~、計算しながら恋愛するひとってやっぱりダメ なんだよねぇ~」「アタシも~。真っ向勝負して欲しいよね~正直にぃ~」。わかってるじゃねぇか、コムスメ。いいぞ!!それはさておき、JR新橋駅の銀座 口改札横にある女子トイレは、平日19時過ぎの時間帯ともなるとせっせと顔を作っている銀座のお姉さん達でごった返している。縦列になって塗り塗りしてい る様子はまさに圧巻である。オレは、「ふ~ん、このマスカラだとこんなにボリューム出るんだぁ…」とか「キレイな巻き髪に仕上げるにはこうするのね…」と いったアンバイでお姉さん達のテクを盗み見している次第である。メーク前と後では文字通り別人になってしまうお姉さんも多々。いやはやお化粧は上手いに越 したことはないっすね。
 そんなことよりも。諸般の事情により、辻堂で編プロをやっている叔母(マイ母の妹)の跡目を継ぐことになりそうなオレで ある。主なクライアントは小田急箱根ホールディングス様。思わず、様付けである。小田急電鉄様の「箱根NAVI」と箱根観光協会様の「箱根全山」というサ イトの記事(?)の企画・取材・執筆・編集・制作をするのがメインのお仕事。あとは箱根観光協会の『箱根悠遊』という機関誌を年2回発行する他、ヤマハ ミュージックのPR誌なども作っている。webと紙の二本柱だ。叔母については追々伝えるとするが、非常~にオレと似ているので(姿形ではなく生き方が) オレは多大なシンパシーを寄せている。ただ身内と仕事をすることに対してはとても抵抗があったので、今まで手伝いすらしたことがなかった。が、叔母もだん だんと年をとってきたため、取材等はキツクなってきたようだ。叔母にはオレの弟と同い年の優秀な一人息子がいるのだが、渋谷にある某国営放送に勤めてお り、そこに骨を埋めるようなのでオレがひと肌脱ぐことになったわけだ。恵比寿に銀座に箱根。何だか最近のオレはものすごく働き者である。
 先週木 曜日に小田原にある小田急箱根ホールディングス様の本社にて行われた「箱根NAVI」の編集会議に初参加してきた。東京駅8:22発の東海道線快速アク ティで一路小田原へ。すっかり遠足気分である。空気はおいしいし景色はいいし、の~んびりとした風が吹いている。「サイコーじゃん、小田原!住んじゃおう かな」やや真剣に考える。会議の前にまずは電鉄だのエージェンシーだのトラベルだの登山鉄道だのバスだの観光船だのロープウェイだの、いっぺんに20人く らいの大量のオッサン達と名刺交換をした。「杉山さん(叔母の苗字)、杉山さんのオフィスはスタッフの方何人なんですか?毎回いろんな方が見えますけど ~。100人位いらっしゃるんじゃないですか~?」と、叔母はエージェンシーのお兄ちゃんにツッコまれていた。「手伝いたいって沢山のコが言ってくれるん ですよ。主に元教え子なんですけどね」「じゃあ、この方(オレのこと)も『ごきげんよう軍団』なんですか?」「ええ、彼女は湘南支部ですのよ」「湘南支部 ですかぁ~」。ごきげんよう軍団とは?叔母は編プロを興す前に強羅にある函嶺白百合学園で教師をしていた。白百合!あの白百合だ。やんごとなき方もご卒業 なさった白い百合。あそこのご出身の婦女子は総じてごきげんよう軍団と呼ばれているようなのだ。どうやらオレは強羅ではなく、湘南白百合学園の卒業生とい うことになっているらしい。今やフツーの奥様達になられた筋金入りの元お嬢様達が、お小遣い稼ぎで月1,2回程度叔母の仕事のサポートをしてきた。この 20年間で5,60人はサポートしてくれたようだ。「ロンちゃん、女の子達いっぱい使っちゃって、『マダムDC』みたいじゃない」小田原帰りに戸塚の実家 に叔母と一緒に寄ったところ、マイ母が言った。「何?マダムDCって?」そう尋ねる叔母を差し置き、「ベティちゃん、知ってる?マダムDC」とマイ母が フッてきたのとカブリつつマイ父が「プロスティテュート(娼婦)だろ?」と答えた。オレの両親は元英語教師なので日常会話に頻繁に英単語が飛び交うのだ。 適度にアカデミックな家庭であったが、さすがに幼少時代のオレは英語で表現されると何の話題なのやら皆目見当がつかないこともたびたびであった。が、今は 違う。「パパ、マダムDCとは『マダム・クロード』のことよ。プロスティテュートではなくてそのコ達をとりまとめていた仕切り役の女性よ。パリの高級娼館 の女主人。ま、置屋の女将みたいなもんかな」。

 「男性を素敵にできるのは、女性だけ」 

 ご存知でして?マダム・ク ロード。本名クロード・グリュデ。フランスはパリの裏側で、男女の機微を操りながら、したたかに生き抜いた女性だ。華やかで美しいパリの街には、人間の欲 望が渦巻く怪しい裏の世界が隠れている。昔も、そしてきっと現在も。以下、『マダム・クロード 愛の法則』クロード・グリュデ著/伊藤緋紗子訳 知恵の森 文庫より抜粋する。
 彼女は1962年から1977年までの間、パリで娼館を経営していた。客は、貴族や皇太子、大物政治家、実業家や弁護士た ち、果てはケネディ大統領までいたという一流揃いで、もし彼女がこうした男たちのことを話し始めたら、フランス政府まで窮地に陥るとまで噂されていた。 「パリの一流ホテルから、石鹸と歯磨きの香りをさせた、一分の隙もない美しい娘が歩いてきたら、そしてすれ違うときに、あなたを少しだけ見下すようなそぶ りをしたら、それがマダム・クロードの娘(娼婦)たちだ」と、パリの新聞のコラムに書かれたほど、彼女たちの存在は人々の関心を掻き立てていたという。あ る政治スキャンダルに絡んで、彼女は警察の厳しい追及を受けることになるが、決して顧客の秘密を漏らすことはなかった。そんなこともあり、「鉄の神経をも つ女」として、さまざまにマスコミに取り沙汰されていたのだ。 
 自伝を出版した現在の彼女は、洗練された身のこなしで、一流のものを身に着
け、 とてもユーモアのある女性だそうだが、視線は鋭いという。そしてこう話すという。「クロードの館に関わったすべての人が、結局みんな幸せになっている。だ から、自分は良いことをしたと思う」、と。クロードの館の娘たちは、最終的には王妃になったり実業家と結ばれたりと、顧客の男性たちと幸せな結婚をした。 あるいは女優になったり、母国の復興に尽力したり、誰よりも女性としての栄華を手に入れたのである。マダム・クロードは、娘たちを厳しくしつけたらしい。 例えば、「ハンドバッグの中には、3つのポーチを必ず入れておきなさい。化粧品用、替えのストッ
キング用、そして口や身体のデオドラント用に」。 さらに、「男性を王様にしてあげなさい。決して自分を主張してはいけない。相手の話に相槌を3回打つだけで、必要のない限り自分の話はしないこと」。そう いうことを徹底的に教え込んだ。彼女自身、カソリックの修道院で厳格な教育を受けて育った。彼女が娘たちをしつけることができたのも、そんな背景があった からかもしれない。
 彼女はこうも語っている。「わたしの顧客たちには、魅力的で美しい奥様がいるのに、なぜわたしの館に通うのか。彼らは打ち明 けていたわ。それは家に自分の居場所がなく、妻が自分に関心を持ってくれないからだと」。娘たちは話をきちんと聞き、王様のように扱ってくれるからこそ、 彼らは会いに来るのだ、と。クロードの館で働きたいと言ってくる女性も多かったそうだが、いくら美しくても、自分に自信を持ち過ぎて人の話を聞かない女性 は、決して採用されることはなかった。 そして、どんなに権力のある男性でも、自分の魅力に自信を持てない人の方が多い、と彼女は語っている。だから、娘 と出かけたほとんどの男性は、後日、娘が自分のことをどう思ったか、その評価をクロードに確かめてきたそうだ。
 マダム・クロードが活躍した60 年代のパリはまだまだ男尊女卑の世の中で、今は時代も違う。彼女の評価はいろいろだろうが、参考になることも多いことは否めない。男性を素敵にするのはい つだって女性であるし、そうすることで自分も大切に扱ってもらえるのだということは、忘れてはならない教訓ではないだろうか。「男性を王様にしてあげなさ い、ねぇ…。ちょいと実践してみるか。大物政治家や大統領は来ないけどな。3つのポーチなんて学生の頃からちゃんと分けて持ってるしぃ~。素養はバッチリ じゃん、オレ。欠けてるのは美貌だけかも…ふふふ…」。
 かくしてオレはブレイクした。(←金城一紀「GO」からのパクリ)。
大ブレイク @銀座、である。「元気をもらったよ!沢山元気をもらったよ。あぁ、とてもとても楽しかった!話を聞いてくれて有り難うね。本当に、本当に有り難うね…」 と、オレに向かって涙目で握手してくる(しかも両手)オッサンが多発しているのだ…。やっぱり年配の人が多いかな。みんな寂しいのね。居場所がないのね。 とってもとっても可哀相なの。「そんなに喜んでくれて…アタシ、何もしてないのに…」と思いつつ、「そんなに言ってくれるならね、おじいちゃん。ここにハ ンコだけポンッと押してくれればいいからね」という言葉が口から出そうになるのを必死に堪える日々である。いや、ホント。年寄り転がし。これから昼間は辻 堂のマダム・クロードに、夜は銀座のマダム・クロードの元で磨かれるのね、オレったら…(ジローはオッサンだから問題外)。もう生娘、もとい、娘じゃない けど…。スムーズに流れたところで次回は銀座のマダム・クロード、ウチの店の悦子ママについて書きたいと思う。なかなか銀座の男と女の物語までいかねぇ な。徐々にユルユルとね。

Happy Mania

 年下男が熟女を選ぶ理由 2007年3月29日付『日刊ゲンダイ』
 
 『暴露本で世間を騒がせた元祖プッツン女優、石原真理子(43) に結婚情報が浮上した。それも相手が20歳も年下の俳優というから、ビックリだ。そういえば、大地真央(51)は12歳年下のインテリアデザイナーと婚約 したばかり、秋吉久美子(52)も26歳年下の映像クリエイターと再婚した。「年上女房は金のワラジを履いてでも探せ」なんて言われたが、熟女には何か魔 性のテクがあるのか?(中略)小泉今日子だって20歳年下のアイドル歌手と熱愛中だ。熟女がモテモテなのは間違いない。
 11歳年上の女性と結婚 したばかりという商社マン(31)が明かす。「若い女性にはない柔肌にハマったというのも、正直あります。感度もいいし、こちらが頼めば嫌がらずに何でも やってくれる。同世代を相手にすると疲れるんです。要求も多いし…。その点、年上の女は甘え上手なのに甘えさせ上手。精神的にも楽ですね」。男女間のトラ ブルに詳しいカウンセラーのエンジェル山崎世美子氏がこう言
う。「熟女といっても最近は見た目も若い。バリバリ働いていれば魅力的に映るし、同世 代の女性より尊敬もできる。何より年上の女性に認めてもらえると『うれしい』。姉さん女房を持つ男性は皆さん、そう口を揃えます。デキる女に選ばれた男と いう自尊心も満たされるようです。ただ、30年後には妻を介護しなければならない、なんてことも考えずに突っ走れるのは若さゆえ。妻が還暦を過ぎたあたり から離婚するケースが増えます」。』
 還暦を過ぎた頃に離婚されちゃあ、たまんねーよ。
 柔肌…。感度…。甘え上手なのに甘えさせ上手 か。よっしゃ~!!記事をまんま鵜呑みにして、和恵さんプロデュースの集団見合いに出かけてきた。土曜日のことだ。開催場所は、システム会社シャチョ (43)の市ヶ谷にあるエクセレントなマンション。1人で住むには広すぎるメゾネットタイプの2LDKで小物の細部に至るまでいちいち小洒落ていた。太陽 光がよく入り、白を貴重にしたお部屋は清潔感フルフル。「いい暮らししてんじゃん~。お金持ちぃ~」って感じだ。
 オレより年上なのはこのシャ チョと、マゼラン時代にお付き合いのあった、これまたシステム会社の元シャチョ(44)の2人で、あとは36歳が3人、35歳が1人であった。4人はオレ より年下。女性陣は和恵さんの高校時代の部活の先輩であるシホさん(41)、シホさんの短大時代の同級生リカコさん(41)、Rのお客さんだったソニー ミュージックのアツコさん(年齢不詳。多分43,4歳)、それから和恵さん(40)、オレである。アカソフの指摘通り、平均年齢は高い。それにしても、年 齢層の高いパーチーの場合、燦燦と陽が降り注ぐ時間帯は避けた方が賢明だと開始早々オレは痛感させられた。シワやシミや白髪…等々、ハイビジョンテレビさ ながら思いっきり露呈されてしまうのだ。夜だったらゴマかせるのに…。何たって暗いからね。あんまり見えないのが好都合ってもんなのさ。それはさておき、 しぶしぶ参加したパーチーだったが食事もお酒もおいしく、期待していなかった分だけ思いのほか楽しめた。今年からこそ他人の悪口は極力言わないようにしよ う…、と心に決めたオレであるので(←真剣です)、多くを語ることは押しとどめたいと思うのだが…。
 30代後半以降で独身のオトコ(バツな し)って、やっぱしヘンなのが多い。オツムは良さそうだし、お金もあるようだし身綺麗だが、去勢されたワンコみたいで覇気がない。が、オレオレで強引なタ イプと、いるかいないのかわからないくらい薄いタイプ(キャラが、ですよ)に二分されているのが興味深かった。家主のシステム会社シャチョなんて見るから に実直で純朴でタラシ込むのは容易であるだろうと推察された。オレぐらいでもダイジョウブだ。だってそうなんだもん、きっと。でも、堅そうな仕事していて お金持っててもイヤなものはイヤ。チビとハゲとデブはイヤなのっっッ。中身が良ければ、なんて偽善だ。見た目だって重要だよ。ダサいのはイヤ!安定を得る ために何かを、そう、大切な何かを断腸の思いでかなぐり捨てれば、多分楽ができる。確実に。お金が足りずに銀座でバイトすることもないだろう。でも、イヤ なものはイヤ!それにそもそも、ひとに食わしてもらうのって好きじゃないし。ムチムチしたチビデブに生活のために抱かれるくらいなら、死んだ方がマシ じゃ!舌噛んで死ぬ~。噛みたくない~。ラブジャンキーなオレは、ホスピスみたいな恋愛じゃ、もう物足りないのさ。生半可なクスリじゃあ効かないカラダ に…。もっと強いクスリをくれ~。
 そんなこんなで、記念写真を靖国神社で撮影するという、和やかだか暴挙だかわからないシメがなされ、パーチー は20時頃お開きとなった。おクスリが足りないわ…と、オレは単身G街へ足を運び、黒部→デスマッチ→ヅメとハシゴし、結局2時まで飲んでしまった。午後 2時から夜中の2時まで半日丸々飲み続けたわけだ。貴重な時間を無為に過ごした気もしなくもないが、久しく浴びるほど飲んでいなかったので、アルコール摂 取量と比例して気分は爽快である。自由だな。
 ふと、オレのバイブルである安野モヨコの「ハッピーマニア」の一節を思い出した。主人公の“ヤッて から考えるオンナ”シゲタカヨコは恋人のタカハシからこう問われていた。「シゲタさん!シゲタさんの欲しいものって、一体何なんですか?!」シゲタは答え る。「恋の道」と。「それを求めている限り、未来永劫ココロの平穏は訪れないんですよっ!!」タカハシが叫ぶ。「そんなもん、百も承知だ。あばよ」シゲ タ、オトコらしい~~~っ。ステキ~。あっちもこっちもカッコイイのはオンナばっかりだな。立ち上がれ、男子!!(←どっかで聞いたな)「アンタが欲しい のは、お母さんか愛玩犬だもんね」江古田ちゃんはそう呟いてた。格段落ち込んだ様子でもなく、ね。

太陽にくちづけ

 桜がもう半分葉桜になっている。先週土曜日、新大久保のグローブ座へコンドルズの春公演をアカソフと観に行った。今回は例年以上にエンタテインメント性 が高く、ソツがないのに荒削りな部分も十分にわざと残しており、確信犯的ではないのだがとにかく痛快な作品で、1時間半がまさにあっという間。もう30分 は観たい!と切望する出来であった。オレは前回の公演までは藤田くんばかり見ていた。細身で朝鮮顔でキレがあるのにしなやかなダンスをする。好みだ。が、 今回は石渕さんと青田さんに釘付けである。二人共、確か大学講師でインテリ。そして明らかに変態だ。楽器も歌も上手く、おまけにハンサムである。やっぱり 30代後半~40代前半くらいもいいねぇ。まだ若さが残ってるもんな。アカソフも大変満足していたようである。
 アカソフに会うのは昨年の年末以 来だったが、ヒロミちゃんに会うのも実に久々。ヒロミちゃんはややふっくらしていた。妊娠はまだしていないと聞いていたので、会うなり開口一番オレは 「ちょっとふっくらした…?」と言ってしまった。「そうなのよ~太った!」そう恥ずかしそうに言うヒロミちゃんは髪の色も明るくなっていた。金髪だ。「髪 の毛の色、随分明るくしたじゃん。似合うよ。どしたの?ずっと黒髪だったのに」「ううん、アタシの髪って本来はこの色なの。もう中学生の頃からね。ヅメ ちゃんが嫌いだって言うからずっと黒くしてたんだけど…。最近また“悪ヅメ”だから染めてやったの!」フフン、と自嘲するヒロミちゃんの横顔は何だか疲れ て見えた。ヅメちゃんはまた酔っては彼女に罵詈雑言を浴びせているのでは…。推測の域を越えないが心配だ。いささか夫婦の行き違いがあるのかもしれない。 公演終了後に少しだけヅメちゃんとロビーでお話しできた。「ベティちゃん、来てくれてありがと~」とつぶらな瞳で微笑みながらキュートに手を振るヅメちゃ んを見るに、「こんな温和なひとがなぜ…」という思いが胸をよぎる。酒は飲んでも飲まれるな!!自戒の念も存分に込めて言うぞ!
 しかし、今回の ステージではヅメちゃんの半裸、お尻まで見てしまった。いつもは鎌倉さんの独壇場である「ふんどし姿」にヅメちゃんも果敢に(?)挑戦していたのだ。「み ちのくひとり旅」の山本譲二然りである純白のふんどし。最近では佐渡の和太鼓の男衆ぐらいでしかお目にかからない出で立ちだ。しかもテレビでしか見たこと はない。生だぞ。「う~ん、友達のお尻を見る機会なんてなかなかないもんだよね」。お好み焼きを食べながらオレはアカソフに語りかけてみた。新大久保に は、区役所通りにあるバー「スマイル」でバイトしていたツッシーちゃんが旦那さんと昨年8月にオープンした鉄板焼き屋さんがあるのだ。せっかく新大久保に 来たんだからね、と寄ってみた。「お尻ねぇ…そうだよねぇ」。アカソフもムハムハと食べながら同調する。「しかしアレだね、ヅメちゃんって相当体毛が濃い ~な。胸毛にかけてのギャランドゥぶりもけっこーなもんだけど、背毛があるひとって久々に見たよ~。すごいな、あの背毛!」ついつい声がデカくなってしま うオレ。「背毛、って…。確かにヅメちゃんって男性ホルモン多いんだろうね。ヒゲだって伸ばし始めてから6週間だって言ってたじゃん。6週間じゃあそこま で伸びないぜ~」と、アカソフ。そう、ヅメちゃんはお顔に立派なおヒゲをたくわえていて少々驚いた。おヒゲで顔って変わるもんだね。それもさることなが ら、そもそも胸毛ってオレが「オトナのオトコ」を目にした原風景なんだよな。
 オレが小学校三年生の時の担任の先生は、岩上先生という男性教師 だった。あの当時で年の頃はオレの親父と同じくらいだったので、おそらく36、7歳。長身でガタイがよく、今思えば声はシビれるようなバリトン。そして頭 髪は見事な「波平ハゲ」であった。ツルリン系である。そう、あれは体育の時間がプール授業になった初夏のある日のこと。プールサイドで海パン姿で号令をか ける先生を見て8歳児のオレは軽い眩暈を覚えた。「む、胸毛がある…!!」と。エロティシズムなどという言葉のかけらさえ知らなかったあの頃。例えようが ない高揚感(?)を抱えながら帰宅したオレは父親を詰問した。「お父さん、岩上先生には胸毛があるんだよ!モジャモジャなんだよ!!どうしてお父さんには 胸毛がないの!?」「そうか~。先生には胸毛があるのか~ハハハ(←答えになっていない)」と笑う父親を見ながら、幼な心にも納得できない気持ちでいっぱ いだったことを思い出す。なもんで胸毛を見ると、何とも表現し難いムラムラ感(性欲ではない)がいまだに出てしまうのだ…。
 「ところでベティさ ん、さっき言ってた『和恵さんプロデュースの集団見合い』って何?」。唐突にアカソフが聞いてきた。お節介な和恵さんが主催する「30代・40代独身者限 定のホームパーティ」と銘打った集団見合いにオレをかなり強引に引き入れようとしているのだ。「もう、ありがた迷惑なんだよね~。概要はこのメールの文面 を読んでもらえればわかるよ」「どれどれ…」該当メールを読み終わったアカソフが呟いた。「こりゃ、集団見合いっつーより、『ねるとん』だな。年齢層高い けど」「年齢層高い、ってのが余計なんだよ!ホントにメンド臭いよな~」焼いたキャベツにマヨネーズをつけながらオレはボヤいた。「でもベティさん、カレ シいるんだろ?」「いるよー。でも、合コンなんて15年ぶりくらいだからすっかり忘れちゃったんだけどさ、カレシがいても「いないんですぅ』って言っとか ないといけないんだっけか?」「どうだろうねぇ。合コンに『カレシがいる』ってコがいると、『カレシがいるのに来るんじゃねぇよ!』って逆ギレされたりす ることもあるらしいから、様子を見ながら加減したら?」「なるほど~。逆ギレされたって困るぜ、好きで参加するわけじゃないのにさ」。銀座の店でも、よく 「カレシいるの?」と聞かれる。ちょっとイイカンジじゃない?というお客さんには、「今、恋愛はお休み中なんですぅ」と答え(ツッコミはお断りいたします わ)、問題外、というお客さんには「気になってるひとはいるんですけど~」と答えるようにしている。現在のところ何の進展もないけどね…。  
  オレは続けた。「一緒に旅行行ってくれるひとは欲しいんだよな。ひとり旅ってしたことないしさぁ。旅先でゴハンひとりで食べるのイヤだからさ~。そうだ、 あんた一緒に行かない?ひとつ言っとくけど、エッチはナシだからね」「な…何でオレがベティさんと旅行に行かないといけないワケ!?カレシと行けばいいだ ろ?それにどうしていつもあなたはそう“上から目線”でモノ言うの?」「だってカレシはどこにも連れて行ってくれないんだもん!」「もん!って可愛い顔し てもダメだからねっ」「あれ、今可愛いって言ったね?言ったべ、可愛いって」「うるさいな~!」「照れるなよ~」こうしてレベルの低い(?)新大久保の夜 は更けていった次第である。
 それにしてもアカソフのヤツ、初めてスマイルに連れて行ってあげたのはオレなのに、すっかりオレ以上に馴染んでい る。G街デビューはRだったのに、先週はブランのキワさんやお客さんたちと、そして昨日はクエスチョンの人たちとお花見に行ったようだ。「ベティさん、バ サラでバイトしていたアサミちゃんが新宿3丁目に店出したんだけど、今度行かない?」などということまで言い出す始末。アイツったらすっかりG街の住人 に…。大丈夫だろうか。日々楽しく生活してもらえれば別にいいんだけどさ。G街のとめどない魅力ってのは理解できるけどね。銀座で過ごしてると余計に肌で 感じるね。良し悪しはわからないけど。ま、春だし恋とかしなくちゃね。

錯乱

 全国津々浦々のBabyたち…待っててくれたかい?待っててくれたんだね。
 「甘噛みベティ」、満を持しての再開である。「ケロロ先生とオレの 二人しか読者がいないんだから、ちゃんと更新しなさい」と、ジョゼは言うが読者が二人しかいないようにあえてしている、ということを今ひとつヤツは理解し ていないようである。オレが一応ブログを書いている旨をごく一部の友人・知人に告知したところ、「是非アドレスを教えてくれ!」と懇願されているのだ。い や、マジで。前の会社の先輩の中本さんに山田さん、アントニオにノビ太、デザイナーの麻子ちゃんに智子ちゃん、サトーさんに(ツカジーニにも!)、そして 和恵さん…。その他にも。いろいろ支障が発生するであろうという懸念から教えていないだけなのだ。だって…ね~え? 
 ま、そんなことはさておき、とにかく久々だ。今回の再開に向けて、今までのオレのブログの記述を読み返してみた。「面白いじゃねぇか…!!」自画自賛だ。我ながら感心した。これからは短文でもなるべく毎日(無理だな)書き綴っていきたいものである。
 心機一転!!
  私は東神田ちゃん。愛とせいかつに追われる40歳。千代田区東神田に在住していることからそう呼ばれています。そう、今年の1月でとうとう40歳になって しまった。不惑。日々まだやや惑う場面も多い不惑である。恐ろしい あぁ恐ろしい 恐ろしい…40年も生きているとは…(それ以上の年月を生存なさってい る読者のお二人、申し訳ございませぬ)。ぶっちゃけ、な~んか長生きしちゃってるな~というのが実感である。
 享年26 カート・コバーン(ニルヴァーナ)
 享年27 ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクス、ブライアン・ジョーンズ(ストーンズ) 
イッチャッテるミュージシャンは夭折だ。オレも27歳になった時には感慨深かった。「ジャニスと並んでしまった…」と。偉大な先人たちの年齢をゆうに超え、それから10年以上オレはダラダラと生息し続けた。
 享年39 松田優作、ナンシー関 
優作も、そしてオレが最も敬愛するナンシーの歳さえ越してしまった。うぅ…誰なんだ。40になっても生きてた偉大なひとって誰!?
 享年40 ジョン・レノン ………。コメントは差し控えよう。
  松田優作といえば、確か昨年の11月頃に13回忌直前ということで、メディアで随分と特集を組んでいた。その中のある番組で、優作フリークのリリー・フラ ンキーのロングインタビューが放映されていたのをたまたま観た。「昔付き合っていたカノジョと『野獣死すべし』のビデオを観ていたら、寝たんですよ、隣 で。カノジョが。正直信じられなかったですけどね。どうして寝られるんだ、お前は!?って。考えてみれば“趣味”と“魂”の問題は違うもんかもしれないで すしね。オレが『ノッティングヒルの恋人』観ながら寝ちゃうのと同じで」。妙に説得力のある発言であった。
 『野獣死すべし』といえば、この映画 のヒロイン役を演じている小林麻美(かつての「イイオンナ」の代名詞。現田辺エージェンシー社長夫人)はオレの高校の先輩である。「雨音はショパンの調 べ」が大ヒットした小林麻美だ。しかしひどかったね、あの歌唱力は…。年代は大分違うが先輩だ。芸能活動をしながら在学できるような学校ではないので(校 則は厳しかった)、一年で文化学院かどこかに転校したそうだが、あの風貌であるので在学中はとにかく目立った存在だったようだ。オレがジャスト高校生の 頃、麻美がある週刊誌に高校時代のことを語っている記事が掲載された。「スカートが長いとか短いとか、お化粧しているのかとかそんなどうでもいいことばか り細かくチェックする下らない学校で…」というような箇所があり、「なぜ小林先輩は母校のことをあんな風にしか言えないのだろうか?」という議題でHRが 開かれた記憶がある。後輩達が話し合ったところで変わるような価値観で芸能界を生き抜いていけるかっての…、と高校生のオレは心の中で「ケッ」と毒づいて いた。が、口には出さなかった。だって小心者なんだも~ん、昔から。
 これまた高校時代の話だが、オレの友人(女性)の同級生の男の子が世田谷区 の宅配ピザ屋でバイトをしていた。ある日、「松田」という家から注文があり配達したところ、ドアから松田優作が出てきてビックリしたという。優作がピザの お支払いを…。オレ達は、「優作もピザ食べたりするんだね~!!」と、ひとしきり盛り上がった。あ、子供たちかな?しかし、あそこの長男の龍平は年々オヤ ジに似てくるな。う~む、血と骨。
 例によって話は変わる。先日、会社の前にあるファミマで『週刊文春』を立ち読みしていた。中村うさぎの「さす らいの女王」を読んでいてたまげた。うさぎ姐さんは最近週一でSMバーで働いているらしい。50歳になるという。「下着姿で“ひとりランパブ状態”だった せいか、すっかり風邪を引いてしまった。年寄りの冷や水とはまさにこのこと」と書いてあった。ブランドショッピングを漁り、ホストクラブにハマり、最近は 豊胸をはじめとした自己の体を改造しまくり。湯水以上の金銭をジャブジャブと使い尽くした後、デリヘル嬢となり、その豊満になったボディから源氏名を叶恭 子としたことから本元の恭子に訴えられたことも。姐さんは一体どこへ向かおうとしているのか…。オレは密かに心配していた。姐さんこそ「平成の無頼」だと オレは思っているからな。
 無頼:1.正業に就かず、無法な行いをすること。また、そのさまや、そのような人。「-な(の)輩(やから)」
     2.頼みにするところのないこと。~「大辞泉」より 
  うさぎ姐さんは原稿料前借りの使い込みによる経済難ではなく、「自分の女としての価値を確かめるため」デリヘル嬢として風俗店に勤務したという。そして今 度はSM嬢に進化(?)を遂げたわけだ。姐さんはいつも命懸け。相変わらず深海より深い業である。さて、ここで告白しておこう。姐さんほどの業の深さなど 持ち合わせておらず、自分の女としても価値を確かめるわけでもないが、フツーに経済難なオレは夜のバイトを始めることにした。っつーか、もうやってんの1 月半ばから。だってジローったら少ししかお給料くれないんだもん。贅沢が好きなオレが一生懸命切り詰めて、大好きなネイルサロン通いも最低限の回数に減ら して、買いたいお洋服や靴も我慢して、飲みにすらろくに行ってないってのにどうにもこうにも赤字。なもんで、短時間で高収入のウォーターワールドへ少しだ け(?)返り咲くことにしたというわけだ。それにオレってば、小心者のくせに人から見られることが大好きなのさ~。
 で、1月上旬のこと。3年程 前にバイトしていた銀座のクラブで週2,3回働くべく、事務所の経理の黒木さん(女性)に突如電話をかけてみた。「もしもし~。黒木さんですか~?昔バイ トしていたベティですけど~」「あら、ベティちゃん久しぶり~!どうしたの?」「いろいろ事情が変わりまして~。またお仕事したいなぁと思ってるんですけ ど~。バイトとかってまだ募集してます~?」「バイト募集?してるわよ、してるわよ、してるわよ!!(←強く連呼)あらヤダ、みっちゃん(美智子さん、店 のチーママ)のこと覚えてる!?」「美智子さんですか~もちろん覚えてます~」「じゃあ、みっちゃんから連絡させるからっ!」。翌日から早速オレの夜の蝶 ライフがスタートした。もうそろそろ三ヶ月になる。大分慣れてきた。楽しい。実に楽しい。なんたって責任ないから、完全に部活感覚だ。遊びながらお金もら えちゃうなんて~。椎名林檎風にいえば、「JR新橋駅の銀座口を出たら そこはアタシの庭 大遊戯場 銀座並木通り」といったところだ。それにしても、店 では毎回毎回大変興味深い方たちにお会いする。非常~に勉強になる、いろんな意味で。書きたいネタは鬼のようにあるので、今後は思いつくままに書いておこ うかと思っている。またタイトルつけとこうかな。
 「愛と資本主義を考える~ハチの子ベティ 銀座見参リターンズ!!」
 ジョゼさんにはいろいろ話してるんですけど~。「銀座の話はもうやめてくれ」って顔をいつもしてますんで、書いて発散しますわ。るるる~♪椎名林檎はこうも歌っていたな。
 
 笑い飛ばした嘘に笑うお前に狂っている  お前は誰?
 
 オレは今、男と女の物語を伝えなくてはならない、という根拠のない使命感が充満しているのだ。期待していてくれ!!

Romantic Egoist

 ヨッ、久しぶり!諸般の事情(メンドいので説明は割愛)により更新を怠っている内に11月も半ばとなってしまった。ナマけていた3ケ月の間に、オレの職 場が変わったり、和恵さんが女児を出産したり、F氏が電撃婚約をカマしたり、と大勢には影響がない些末な事象(相変わらず慇懃無礼なオレ)は、いくつか勃 発した。これからは週2回は更新しよう。したいものだ。
 先日、『NHKアーカイブス』を観ていたら、当時90歳の里見惇センセイ(正確には立心 偏ではなく弓偏だが表記が出てこない)がこう仰っておられた。「いくら美しい文章でも理解できなきゃしょうがねぇんだよ。じゃあ、“理解できる文章”とは 何か。そりゃあ、あんた、“言ってることをそのまま文章にすりゃあいい”んだよ」。おぉ…!思わず感嘆の声を漏らすオレ。「もしかして、そんなんとっくに 会得しとるんちゃう、オレ!?」不遜な笑顔さえ浮かべてみる。が、里見センセイがご指摘になっていらっはるものとは天文学的な次元の違いがあるであろうこ とぐらいはわかっているつもりだぜ!美しい文章ねぇ…。
 美しいといえば、とてもお天気が良かったので日曜日にお銀座へと繰り出したオレである。 美容院でビューティアップを図るためと、ちょいとしたショッピングをするためだ。カットしてもらっている間にいつものごとく女性誌をパラパラと読み飛ば す。(キャ~~~ッッッ!!!)オレの自己主張の弱いつぶらな瞳が実力以上(?)にカッと見開くページが出現した。V6の岡田准一くんが、ロシアンブルー を抱きながらソファに横たわり、悩ましげで艶めかしい視線をこちらに投げかけているではないか。美しいオトコと美しい猫。最強コラボである。これ以上何を 望もうか、いや何も望むまい(動揺のあまり反語を使ってみたりする)。ページコピーは、「年下男は最高の美容液!」だ。男と書いて「オム」と読ませるらし い。オム、って…。それってどうなの!?「情けない部分も含めて惚れられる男になりたいですね」と、岡田くんは語っていた。イヤ~ん、ずっと情けなくてい いのよ~。そのままでいて~。そもそも岡田くんったらちっとも情けなくないしぃ~。細身でハンサムで物静かで関西人。オレにとってもろストライクゾーンな 彼。欲を言やあ、もちっと背が高けりゃな…。否、贅沢を言っちゃイカンな。どうせオレのモノにはならないんだし。チッ。
 さらにページをめくる と、現在原作した映画(題材は実話だが)『ブラック・ダリア』が日本でも公開中であるアメリカ人作家のジェイムス・エルロイのインタビューが掲載されてい た。L.A暗黒小説の首領様エルロイ。オレが彼の存在を知ったのはわりかし最近で、これまた原作映画『L.Aコンフィデンシャル』を観た頃だ。ラッセル・ クロウ演じる粗野で田舎者で無骨な刑事(←ありがち)もなかなか味わい深かったが、ガイ・ピアース演じるラッセルと対峙する、インテリでエリート街道爆進 中で仕事もプライベートも一縷の隙もないスマートな刑事(←これまたありがち)の方がオレ的には食指が動いた。普段は気取ってるくせに、キム・ベイシン ガー演じるフィルム・ノワールのファム・ファタールの象徴であるヴェロニカ・レイク似の高級娼婦にコロッとまいっちゃって、荒々しくキムを押し倒しちゃっ たりなんかするわけだ。そのギャップの表現が実に匠、もとい巧みなのだ。「もう、ガイったら予想GUY(←ベタ)なんだから…。テクニシャン…」と呆ける オレ。
 そんな話はさておき、エルロイである。近影も載っていたが、思っていたよりもずっと若い。1948年生まれとあるから、今年で58歳だ。 もっとジイサンかとっくに死んでるかと…。フィッツジェラルドとかヘミングウェイとか骨太な文章は男好きされるイメージが強くて(モチロン苦手とする男性 もいるとは思うが)、オレのような耽美派にはあまり縁がない類いの方たちなの。どの方たちも一筋縄ではいかない破天荒な一生を送ってますけど。「何かが足 りない。だから歌う。何かが足りない。だから書く」が表現者としての宿命だと信じているオレは、表現者は支離滅裂でいいとは思ってるけどね。エルロイから 多大な影響を受けていた馳星周(深夜+1でバイトしていたらしい)の「不夜城」が流行った時に、「金城武みたいなチャイニーズ・マフィアに拉致されてあん なことやこんなこともされたらどうしよう…」と、ややワクワクして歌舞伎町を歩いたものだが、杞憂に終わった。
 エルロイの作品に出てくる女性た ちは限りなく神々しいものとして描かれる。「非常に強い母性への思慕の念」を喚起させるのだ。アレン・ギンズバーグやジョン・レノンもそうだったが、「マ ザコンなんかな?」とオレは思っていた。が、エルロイには壮絶なバックボーンがあったのだ。エルロイが幼い頃に父親が蒸発。彼は母親に育てられた。母親は 看護師をしていたらしいが、女手ひとつで息子を養うには収入が乏しかったため、娼婦同然のようなこともしていたという。ある晩、彼女は男と連れ立って Barから消えた。翌日、彼女の死体は小道に捨てられていた。レイプされた後、ストッキングで首を絞められていた。犯人はついに捕まらなかった。エルロイ は10歳だったらしい。17歳の時に父親も亡くした彼は無頼の生活を送った。酒と麻薬に溺れ、駅や公園で寝泊りし、警察の厄介になることもたびたび。まさ にL.Aの暗黒面を知り尽くす。彼が自傷行為としか呼べないような日々を送る中、焦がれて止まなかったのが母であるのだろう。決して満たされることのない 母への強烈な想いが、自身の作品の中では特別な光をもった女たちとして登場する。「う~む、エルロイにとってのオンナはイコール母親なんだな。まさに聖母 じゃないか!」唸るオレ。そんなエルロイの最新インタビューだ。心踊らずにいらりょうか。
 エルロイは話す。「実は二度目の離婚をした直後でひど く落ち込んでいる。どん底だ。でも今、ある女優に夢中なんだ。ぞっこんだ。先日プロポーズしたんだがフラれてしまった。まさに人生崖っぷちだな。神様はこ んなオレをどうしようと思っているのか知らないが、生き延びて最後まで見届けるつもりさ」。………。ちょっと!ちょっとちょっと!!(←ザ・たっち読み で)カンベンしてくれよ~。何だよ、このトホホエピソードは!あぁ~~~、ガッカリだよ!!情けない…。しかしアレだね、同じ「情けない」でも岡田くんに はちっとも悲壮感がないのに、エルロイは悲壮感溢れまくり。これが若者とオッサンの差というものであるのであろうか。オッサンといえば、昨日DoCoMo ショップに契約内容の変更に行った。窓口はわりと混んでいたので、待ち時間に雑誌『LEON』を手に取ってみた。中身を読んだことはないのだ。そりゃそう でしょ。今号の特集は「チョイ不良オヤジはLDK!」だ。LDKとは、「リビングデートで最『強』調!」だそうだ。おいおい…。「クリスマスなどイベント 前で浮き足立つ時期は、あえてソトデートよりウチデート」だとかで「リビングにはソファをわざと真中に置いて愛ランドに☆」(←お約束のダジャレ)と続 き、「二キータ(20代前半のコムスメたちのことらしい)に、“こんなの初めて…”と言わせよう」だってさ!めまいがしたぞ。噂には聞いていたが凄い媒体 だな、『LEON』って。オヤジの欲望全開だ。アレを真に受けて実践してるオヤジがいたら大笑いだ。なんだよ、艶女(アデージョ)って。光文社…恐ろしい 出版社である。この出版不況の中、気を吐くのはイイコトだと思うけどね。「みんなジイサンになっちゃうんだから、最初からジイサンと付き合うことはな い」。マイ母の言葉である。耳が痛いね。

Don't Get Me Wrong

 オレはフジテレビの情報番組「とくダネ!」を平日は毎 朝観ている。ここ数年は毎朝必ずこの番組を観ている。「雑学王」の異名をとるオレだが、大体の情報源はここだ。ちょっと受け売りな面も多々。で、昨年から だったか、オープニングテーマがThe Pretendersの「Don’t Get Me Wrong」になった。先週、フジロックフェスか何かのために来日中のThe Pretendersが番組に生出演していた。ヴォーカル&ギターのクリッシー・ハインド姐御の近影(?)を超久々に拝見したが、姐御は実にお若かった。 バンド結成30年とかで(オレが小学生の時だぞ)推定年齢は50代半ば。昔と比べると確かにお顔のシワは少~し増えたかな、というところだが、相変わらず スリムでめちゃめちゃイカしていた。子供もちゃんと産んでるのに!オレは黒のレザーパンツやジーンズが世界一似合うオンナはクリッシーだとずっと思ってい るのだが、健在ぶりに圧倒された。オレは学生時代にバンドをやっていた頃、クリッシーやジョーン・ジェットのような姐御に憧れたがなれなかった。だってほ ら、オレ、カッコいいっつーよりキュートなタイプだからさ(←自分で言うか)。んでもって番組中に、その日のコメンテーターである佐々木かをり(イー・ ウーマン社長)が、「1982年に来日なさった時に、私ラジオ局で(The Pretendersの)通訳をしたんですよ!」と言うと、司会のオヅラさん(小倉智昭)が、「当時は彼女(佐々木さんのこと)も今よりずっと可愛かった と思いますけどね」と発言した。するとクリッシー姐御は、「女性は歳を重ねるごとに素敵になるので、今の発言は信じません」と笑顔でお返しになった。「さ すが姐御…。見事な切り返しですぜ!」。朝っぱらからひとしきり感心したオレである。
 歳を重ねるといえば、今、時代は「遅咲き」だそうである。 先日、雑誌『VOCE』を読んでいたらそう書いてあった。「黒木瞳が現在のような輝きを放ち始めたのは40代になってからだし、マーケティングの臭いがす るものの、ほしのあきの売りはどう考えても『最年長のグラビアアイドル』である。彼女の場合は、逆サバか!?と思うほどの童顔であるから成立した手法かも しれないが、年長者であることが最大のアピールになったことは否めない」等々、分析されていた。「『遅咲きが脚光を浴びる時代』か…。フフフ…そうか…。 やっと時代がオレに追い付いてきたぜ…!!よっしゃ~」。根拠のない自信に目をギラつかせたりするオレ。誌面を読み進めていくと、オレの大好きなコーナー である辛酸なめ子(いかがなもんかね、このペンネーム)のエッセイのページにきた。今回のテーマは「『一人でできるリンパマッサージ』のDVDを鑑賞&実 践」である。溜まった老廃物を排出すべくリンパマッサージをしましょう、というもの。DVDの中身としては、女性が一人でベッドに横たわり自分の体を撫で 回す、という見様によってはかなり淫靡なものらしい。内容を知らない男性が見たらば、ただの「欲求不満なオンナ」としか映らないかもしれないそうだ。なめ 子いわく、「男性による『まさぐり』は一時の快楽をもたらしてくれるかもしれませんが、美容効果は得られません」。おぉ…。てなわけで(?)、ある試みを 目論んだオレ。
 「あの~ジョゼさん、リンパを活性化させるようなサスリをしていただけませんかの?」ダレダレとまったりしているヤツに打診して みた。「え?リンパ?下から上にすればいいんだろ?」「そうそう。血流を良くするのさ。老廃物を出す感じでね」「わかった」さわさわ…。オレのふくらはぎ を指圧するジョゼ。さわさわ~さわさわ~。「う…うぅ~む」「ん?くすぐったい?」「ダゥ~ッッッ!!!」献身的なジョゼをはじき飛ばすオレ。さながら、 星一徹がちゃぶ台をひっくり返す時のソレとほとんど同じだ。「だ、ダゥ~ッ、って!?どうかした?」「そんな『サスリ』で美容効果が得られるか~っ!出直 してこい~っ!!」「ひぃぃ~すみません~、精進します~!」こうして、恐怖政治への布石を構築しつつある今日この頃である。主従、徒弟関係といえば、こ の間実に面白い文献を発見した。この件についてはまた後日書くことにする。早く梅雨明けしないかな~。

Real Voice

 月9ドラマ「サプリ」の第2回目を観た。このドラマ、日本のドラマにありがちなリアリティーゼロの内容であるが、亀梨くんがあまりにもキュートなのでつ い観てしまう。それが制作サイドの狙いなのは分かりきっているのだが、まんまと術中にハマッている。だって可愛いんだもん!!食べちゃいたいくらい可愛い の~☆で、このドラマでヒロインを演じている伊東美咲のセリフにこうあった。「仕事をしているとオンナはオッサンに、オトコはオバサンになる」。そりゃそ うだ~、と少しだけ共感する。このドラマの舞台は広告代理店で、美咲の役どころはCMプランナー。ちょくちょくADKのビルの前が映ることから場所はどう 考えても銀座。銀座の広告代理店で大手…あまりにもステレオタイプな発想に軽いめまいを覚えるオレである。美咲演じる藤井ミナミ(←名前がまたカツンとく る)は、朝から晩までクライアント対応に追われて、とにかく仕事三昧の毎日。徹夜作業もザラのようなのだが、徹夜明けでもバッチリメイクのサラサラお肌、 お洋服も超スタイリッシュでヨレ感皆無。ありえね~って。それに徹夜作業なんてそうそう発生しないから~。多忙なわりにはマンションのお部屋はいっつもキ レイに片付いている。ありえね~し!上司は佐藤浩市だし。こーいちが上司だったら、朝から深夜までず~っと働く自信あるね。休んだりしません。休みたくな いものっっっ。部長のそばにいるぅ~。「好きです…」って言っちゃうかもしれんぞ。仕事どころではない。が、そもそも仕事にイロケなどは不要だ。「あのド ラマ観て、広告代理店を勘違いして入社しようとする若いバカが増えると困りますよね」と、ノビ太が冷たく呟いていた。最近ノビ太はナマイキである。
  それはそうと、ここ一週間ばかしどうも胃腸の具合がよろしくない。寒暖の差が激しいのと、大きな仕事が校了した気抜けにより、お疲れが少々出ちゃった模様 だ。オレ、昔からホントに胃腸が弱いの…意志も弱いけど…。兆候は大体わかるのだ。鬼のようにガツガツ喰ったかと思うと、ドーンとダウンする。いつもそん な感じ。そんな中、土曜日に「焼肉が喰いたい」とジョゼにせがみ、わざわざ電車に乗って両国まで焼肉を喰らいに出かけた。が、タン塩2枚、カルビ1枚を食 したところでモーレツに気持ちが悪くなる。お酒も飲みたくないし、タバコも吸いたくない。「ジョゼさん、あの…どうやらオレ、具合が悪いようなんですけ ど…」。ぢうぢうと肉を焼いているジョゼに訴えるオレ。「えぇ~何言ってんの~!?焼肉食べたいって言ってたじゃんか~」「そうなんですけど…。お肉が焼 けてるのを見てるだけで胸焼けしてきちゃって…。とても喰えないっす…。すんません…」「旨いよこのハラミ~。ちょっとでも食べない?」「いや、喰えな いっす…うぅ。おうちで横になりたいっす…」「もう帰れよ~」(←冷たいヤツ)。不本意である。焼肉命のオレが…すこぶる不本意である。
 とりあ えず店を出て駅に向かう。「タクシーで帰ろう」とジョゼさんがおっしゃった。「電車でいいよ~。ダイジョウブだからさ~」と言うオレに、「いや、少し疲れ たから」と、とっととタクシーに乗るジョゼ。そこでオレはあるエピソードを思い出した。歌舞伎町の元カリスマホスト、城咲仁のインタビュー記事である。 デート中に仁くんが「タクシーで帰ろう」とオンナのコに提案した時、カノジョが「えぇ~いいよ~疲れてないし~。それにお金もったいないじゃん」と言った とする。そこで仁くんはこう囁くそうだ。「お前が大丈夫でも俺がイヤなんだよ、お前の足を痛くさせるのは」。くはぁっあぁっ…(←陥落する音)。知ってる ね…オンナゴコロと落とし方を。さすがだね、元カリスマホスト。また、こういうパターンも効果テキメンらしい。冬の寒い時に待ち合わせをする。仁くんは 「わざと」15分ほど遅れる。寒さに震えながら彼を待つオンナのコ。待ち合わせ場所に現れた仁くんは「にゃったか~い」缶コーヒーをそっとカノジョの頬に 当てる。「ごめんな、待たせて。寒かっただろ?こんなもんでも少しはあったまるかもしれない、と思ってさ」。キャー!!!ドクドクドクドク…。ち、血 が…。センセイ、鼻血が止まりません~、ガーゼくださ~い!!ぜぇぜぇ…呼吸が苦しいっす~。ここでのポイントはあくまでも「さりげなく」やること。効く よ~これは。アッパレだね。それに比べて…。「オレが疲れた」じゃダメなのっ!んも~。勉強するように!!でもカリスマホストと同じことやられたら引くか もな。
 胃腸も大分復活してきたこともあり、昨晩は「旧通産省実証実験団体 電子書籍コンソーシアム運営事務局の仲間たち」10名ほどの懇親会の ような同窓会のような酒席に参加した。和恵さんのプレ出産祝い(?)も兼ねての宴会だ。幡ヶ谷の中華レストランで延々と旨い中華を頂く。薬膳料理なのにど れもこれもいちいち旨い。「ストップ!」と言うまでお任せで出してくれるのだ。お値段もリーズナボー。そこで隣に座っていたN○Tのゴミータがオレに話し かけてきた。「この中で子供がいないやつの方が少なくなってきちゃったなぁ」「この中で子供がいない、ってゴミータとK沢さんとオレだけですよ」「そっ かぁ…。子供がいないとさぁ、老後誰に面倒見てもらおうかなって悩むんだよな」。楽しい宴席で老後の話にもってくゴミータ。「子供に老後の面倒見てもらお うなんて期待しちゃイカンすよ」「じゃあどうすんだよ~」「う~ん。兄弟とか?」「兄弟にも家庭があるだろ~」「そっかぁ。じゃあ愛人とか?」「愛人なん て金がないとダメだろ~?」「えぇ~!?お金ないと愛人作れないのぉ~?」色めき立つオレ。「そりゃそうだろ。金だよ、金。金のないやつは愛人なんてでき ないのっ!」。オトコの甲斐性ですかね?①髪が薄い、②勃ちが悪い、③カネがない…。ひゃあぁ~。どうすればいいのでせう!?崖から飛び降ります!
愛 人話とは別に、昔から飲むとお金の話ばかりするゴミータである。かつて和恵さんとかなりねんごろだった時期もあるゴミータは、宴会の後半には和恵さんと二 人でゴニョゴニョとミョ~にしどけない雰囲気で密談をしていた。他のみんなは酔っ払っていて大して気に留めていないようだったが、オレは見たぞ。ちょっと 「家政婦は見た!」の市原悦子のようなスタンスだったけどな。解せないな。昨年だったか、ゴミータは「もう顔も見たくないから」と、奥さんに内緒で(!) 離婚届けを提出したそうだ。署名・捺印だけはさせていたらしい。届けを出した後も素知らぬ顔で奥さん&奥さんの御両親と同居を続けていた。「法的に他人に なれば、精神的にはすっごく楽だ」とか何とか言って。「(離婚していることが)バレるのは、カミさんが運転免許の更新にでも行く時かな~」などと、のんき なことも言っていた。「で、届け出しちゃったこと、奥さんにはバレたんすか?」と、意地悪な質問をするオレ。「え?あぁ、うん…。3ケ月くらいで簡単にバ レちゃってさ…」「奥さん、運転免許更新したんですか!?」「いや、病院行くって時に、保険証でバレちゃってさ~。いとも簡単に」「モメました?」「モメ たねぇ」「修羅場でした?」「修羅場だったよ…」離婚届けは奥さんによって「無効扱い」として役所で処理され、結婚ライフはGoes On。ゴミータは憔悴しきった表情を見せていた。オレはおそるおそる尋ねてみた。「奥様に愛情はこれっぽっちも残ってない、って前からおっしゃってました けど、それでももう1回別れる手続きをとろう、っちゅ~気持ちにはならないんすか!?」「うん…もう…いいよ…。こんなもんなんだよ、きっと。何もいいこ となんかないんだよ、オレの人生なんて…」。そう嘆きながらゴミータが打ちひしがれた顔をしても慰めなかったオレである。その手は桑名の焼きはまぐり!! (←マイ母が好んで使うフレーズ)。甘やかさないよ!なぜならば…オレは学習しているからな。甘やかさんぞ。自分で立ち直りなさい。オトナなんだからね。
 そういやぁ、こないだの「サプリ」の美咲のセリフにはこんなのもあったな。「別れるっていうことは、もうこれからそのひとの人生には関わらないってことなんだよね…」、と。「関係を持つ」。多重の意味があるねぇ。日本語って素晴らしいな。

ドロ船であろうが、紙船であろうが

 フィルムが焼けた。映画のフィルムが。
 土曜日にジョゼと『ダヴィンチ・コード』を観に新宿まで出た。本当は香川照之とオダギリジョーが兄弟の 確執を卓越した演技力でもって見事に昇華、鬼気迫る作品にしたという、「今年一番の大傑作!」の呼び声が高い『ゆれる』が観たかったのだが、ロードショー 初日とあってさすがに館内はキャパオーバー。オダギリジョー、今すっごい人気だし!で、仕方なく、というわけでもないが『ダヴィンチ…』にしたら、本編開 始30分ほどで画面の端からチリチリとフィルムが焼けて、暗転してしまった。「ざわ…ざわざわ…」と、福本伸行の漫画のようにさんざめく館内。「うわ~ 『New Cinema Paradise』みた~い。こんなの初めてだ~!ひゃっほう、楽しすぎるぅ~!!」とウカレるオレに反し、「それって戦前の話だろ~。今の世の中でまだ こんなことがあるなんて…」とジョゼは脱力していた(ように見えた)。事件が起きて、大きな陰謀が渦巻く気配アリアリな状況の中でわけもわからず何故か追 い詰められていくトム・ハンクス…、のさわり部分のみ観てしまって、確かにかなり拍子抜けだ。時間を持て余してしまったこともあり、またG街で飲んだくれ てしまう。
 オレはG街に関してはまったくもって学習できない人間である。何度も何度も何度も何度も同じ失敗を繰り返してしまう。ハシゴして調子 に乗り、ある瞬間にプツリと気絶する。わかっているのに、わかっているのに、あぁそれだのに!!正確に表現するならば、「うっ、このままだとあと数分で落 ちてしまう…。ヤバイ…」という直前に最悪の状況だけは回避すべく、店を後にするようにしている。だからいくら酔っ払っているとはいえ、お店のおトイレを 占拠したり道端に転がっていたりはしないの。そこまでの危険察知能力は備えているのさ。とはいえ、人様にご迷惑をおかけすることもたびたび。土曜日もケロ ロさんに召集をかけておきながら、合流後にすぐに意識が朦朧としてきたため、会話もそこそこに早々に失礼してしまった。ごめんなさい、ケロロさん…。お酒 で人間関係が壊れる類いのヤツってオレみたいなヤツです。深く反省しています…毎回だけど…。「反省だけなら猿でもできる」って昔のCMのコピーにあった が、今でも十分に胸に刺さるね。ケロロさんに慇懃無礼な行いをカマした挙句、また誓いを破ってしまう。オレは今年の元旦に「今年からはもう吐くまでは飲む まい」という目標を立てたのだ。でも、やっちまいました。おうちのおトイレでゲーゲーと…胃液まで吐いちゃった…苦しかったぁ~。ジョゼが甲斐甲斐しく介 抱してくれた。半ば呆れたようにオレを見ていたような気がするが、気のせいだろう(と、いうことにしておこう)。
 で、昨日の日曜日はDume Barのヅメちゃんとヒロミちゃんの「結魂(会場の垂れ幕にそう書いてあった)披露パーティー」にアカソフと出かけた。もうゲロゲロで、歩行もままならな い有様であったオレは、正直なところドタキャンさせていただきたいくらいの心情であったが、己のカラダに鞭打ち出かけた。「約束を破る人間は最低だ」と、 教育され続けてきてるからさぁ、オレ。ハイチオールCとバファリンとウコンサプリを流しこみ出陣である。
 パーティーは、それはそれは大変な盛り 上がり方であった。まさに壮絶。結婚披露という名目ではないであろう、というノリ。芸達者な方たちのパフォーマンスがこれでもかこれでもかと目白押し。ほ とんどG街のマスターとかお客さんだったけど…。Orange王子の沢田王子とか壁の穴のマスターとか。もはやG街管理組合主催の大宴会、ライブ会場と化 していた。あの街の世代交代も案外上手くいってるね。底力を体感したよ。オレも歌わせてもらえば良かったな。オレの方が歌イケてるもん!「飛び入りで行っ ちゃえば?」とアカソフに唆されたが我慢した。だって、コンドルズの皆さんもいらっしゃったしぃ~。オレの真横で良平さんが「赤ワインください」と、バー カウンターで頼んでたり、「はい、これ最後に飛ばしてくださいね~」と、藤田くんが風船を手渡ししてくれたりしているのに話しかけたい気持ちをグッと我慢 するオレ。「一緒に写真撮ってください、って言わないの~?」というアカソフに毅然と「だって、皆さん今日はプライベートで来ていらっしゃるのですもの。 そんなことはできませんわ」とオレは答えた。「えぇ~!?ベティさん、ミーハーなのにね~」とほざくアカソフ。「黙らっしゃい!!」オレは自分に言い聞か せる意味も込めて叫んだ。我慢しなくちゃなんだよ…。ヒロミちゃんから「騒いじゃダメよ」って釘刺されてるしさぁ。あぁ、辛かった。我慢ってやっぱりカラ ダによくありませんわね。 
 それにしても、結婚式って楽しいな~。イベント性の高いものだと更に面白いね。オレは、「結婚はしたくないが、結婚 式はもう1回くらいしてもいい」と思っているのだ。それもコテコテでエゲツないやつを。今回のパーティーでは涙チョチョギレのシーンは皆無であったが、ヅ メちゃんとヒロミちゃんのコメントが、お互いのキャラを実によく表していた。

 7月から、より一層おいしい酒が呑めそうだ。自分のために輝いていたら、灯台は船を導けないのだ。ドロ船であろうが、紙船であろうが、信じた船を導くぜ。今日来て頂いた全ての人に、ありがとう。裕美

  よく恋は当たって砕けろと申しますが、僕の場合、自分が砕けるばかりか、相手をも粉砕している事が、たまに、多々あります。これだけ当たりあって互いに砕 けないのは、後にも先にも、彼女だけです。飛び散った石に泣かされてきた皆様、すみません。そして、これからも、よろしくお付き合いください。利博

  それからヒロミちゃんは「私が幸せにしますから、ヅメちゃんを!皆さん、安心してください!!」と大演説。「男らしい~!!!」思わずオレはレスポンスし てしまった。するとヅメちゃんが、「僕は…『こんな命なくなってしまえ!』と、飲み屋の2階から飛び降りたりもしましたが、僕…僕…長生きしたいです…」 とうつむいた。素晴らしいバランスのご夫婦ですね。前にヒロミちゃんに、ヅメちゃんとヒロミちゃんの相方としての形態と、ジョゼとオレの形態が似ている、 と指摘されたことがあった。そんなことは断じてないと思う。絶対に違う。似ていて非なるものなのさ。オレは、「自分のために輝いていたっていいじゃん」っ て思う灯台なんだも~ん。時々、船のことは見捨てちゃうの。
 二次会もぜひ、といろんなひと(←お店で顔は見たことあるけど、名前は知らないって ひと達ばっかし)からお誘いを受けたが、アカソフと歌舞伎町の居酒屋でサクッと飲んだ。「そうそう、和恵さんからメールきたけど、オレはあなたの老後の面 倒は見ないからね」とアカソフに宣告されたオレである。なんて生意気なっっっ。「それに、オレとベティさんは3つしか歳違わないんだから、もっと若いのに しときなよ~介護してもらうんならさ~」という、ごもっともなご忠告も頂戴した。やっぱしそう思う?そうだよね~。

Riverte(リベルテ)

 土屋アンナが、あるインタビューでこう語っていた。
 
 「美しさとは、自分自身でいること」。

 恐れ入った。モデル、 女優、シンガーと最近八面六臂の活躍ぶりであるアンナちゃん。14歳で人気雑誌『セブンティーン』でモデル業を開始し、20歳で妊娠・結婚して一人息子澄 海(スカイ)くんを生んで、ついこの間離婚しちゃって22歳でシングルマザーになったアンナちゃんは、メンタリティーとしてはすでに「30オンナ」のソレ である。肝が据わっている。オレは映画『下妻物語』が大好きなので、主演のアンナちゃんも好き。役柄が「田舎のヤンキー」だったし!もろストライク・ゾー ンなの。アンナちゃんはこうも言っていた。

 「『美しくなれば、ひとに愛される』って、頑張って綺麗になろうとするひとが多いけれど、ひとに愛されるために美しくなるの?美しさとは見かけだけのものじゃないよね」。

深い。さすがオレが見込んだオンナである。オレが22歳の頃にはとてもとても口にできなかった言葉だ。これからがますます楽しみだな。子供をガシガシ育てながら、どんどん羽ばたいて欲しいな。自由になったんだからね。
  「自由(Riverte)とは決して与えられるものではない。勝ち取るものだ」という詩を、オレの大学時代の恩師である巌谷國士先生がよく唱えてらした。 フランスの文学者だったか作家だったかの言葉だったと思うが、誰の詩だったっけかな~。アンドレ・ブルトンだったっけかな。すっかり忘れてしまった。が、 瑞々しく透き通った言葉だと思う。不変の真理でもあるしね。勝ち取るもの、なんだよ。
 それはさておき、おフランスの大女優であるジャンヌ・モ ローは、「私は冨も名声も権威もすでに手中にして十二分に満ち足りている。男性に求めることはただ一つ。私がそばにいて欲しいと思う男性は、ただ美しくさ えあればよい」と述べていた。カッ、カカッ、カッチョエエ~!!いたく感銘を受けた。「何でも持ってるオンナは言うことが違うよね~。次元が違うぜ~!」 と、「ねぇねぇ、知ってる?」的に鼻息荒くジョゼに教えたあげた。するとヤツは、「ふ~ん。でもオレ、ああいう(ジャンヌ・モローみたいな)のはタイプ じゃないんだよね。レニー・セルヴィガーみたいなのがいい」とヌカしていた。あ゛ぁ゛~!?そ~ゆ~ことを聞いてんぢゃないんだよっっっ!タワケモノ~。
 話はちょっと変わるが、斎藤薫のエッセイを立ち読みしていたら、次のようなことが書いてあった。
  「恋は自分の鏡。同じオーラを発する者同士が惹かれ合う。自分が弱いときは弱いオトコに。強いときは成功したオトコに」。へぇ~。言い得て妙だよね~。弱 いオトコも成功したオトコも今はイヤ、っていうのはどんな状態を指すのかねぇ!?成功したのよりは、弱い方がまた対処できるな、今は…、ってことはやっぱ りまだオレ弱ってるんだな。
 栄養補給をせねば…。焼肉食べたいっす!!まずは物質的な補給からトライしとかないとね。鳴尾でしょう!!

水鏡

 「アタシは死にたくなるのが怖い」。

 映画「やわらかい生活」の中で優子がそう言っていた。痛いほどよく分かる。胸をえぐられるようだ。
最 近日によって、とみに気分の浮き沈みが激しい。大したことではなく、一過性のものだろうとタカを括っていたのだが、見過ごせない状況に陥ってきている。 ちょっとヤバイかも。躁鬱入ってる感じだ。近い内にカウンセリングを受けようかと思っている。カウンセリングを受けるのは初めてじゃないしね。前に受けた のは、確か6年前だ。もうそんなに経つんだなぁ。
 躁状態の時はパワーが漲ってきて、どんどん外にお出かけしたくなるし、いろんなひとに会いたく なる。好奇心が際立ってくるし、食欲も旺盛になる。五感をフル活動させて「人生を謳歌」したくなる。仕事にも前向きに取り組めるし。それが鬱状態になると すべてが真逆となる。どこにも出かけたくないし、誰にも会いたくないし、会話すらしたくない。何か食べなきゃ、と思うけれど起き上がることもできない。惰 眠を貪る感じ。が、よく眠れない。ズブズブとナーバスになってココロはひたすら闇を彷徨う。特に悲しいとも思わないでいるのに、急に涙が止まらなくなった りする。―病院に行った方がいいかもしれないな。何とか会社には行っているけれど、よく遅刻している。昔は鬱になるひと達のことを、「弱いヤツらだ」と 思っていた。驕っていた。ひとのココロの痛みに対して、無神経なところがあったのかもしれない。
 この間和恵ちゃんに会ったときに少しだけ吐露し てみた。和恵ちゃんは随分長く鬱を患っていた経験がある。「離婚してから、『喪失感』が日に日に大きくなっていっていて。まるでガン細胞のように。それも 進行性ではあるのだけど、急に大きくなったわけではなくて、ジワジワと少しずつ肥大してきて、いつの間にかものすごい大きさになってた、って感じなんだよ ね」。すると和恵ちゃんがこう言った。「彼と離れて暮らすようになってからも、彼のこと考えない日は一日もないでしょ?」。オレは即座にうなづいた。そ う、一日も考えない日はない。考えるといっても、後悔というものでもなく…。心配はするけれど。やっぱり、情かなぁ。「もう愛情じゃなくて、情なんだよ。 振り返ってもいいことはないよ」、と先日黒部のマスターに諭された。大嫌いになれたらどんなにかラクだろう。「日薬って言葉があるよ。時間が解決して救っ てくれることって絶対にあるから」。和恵ちゃんはそう元気づけてくれた。どれぐらいの時間がいるのかな。長い長い時間がかかるのはイヤだな…。
 Coccoはこう歌っていた。

あなたの歌がきこえないように 耳をふさいだ
あなたの指が しがみついたままで 遠くへ
からまる舌を 切り落としたのは あなたじゃなくて
もつれた腕に 爪を立てたのは
今さら 水面に歪む影
さぁ わたしは何処へ?
 
40を前に惑いっぱなしだ。窒息するぐらいに愛されたい。お腹いっぱいになるくらい愛されたい。誰かと一緒に暮らしたいな。神楽坂に帰りたい。
  「キミがいとおしいから胸がしめつけられる」、とジョゼは言っていたけれど、片手間の愛では満たされない。事情があるのは承知しているけどね。言うは易し 行うは難し、だ。思い通りにならない相手を責めて、それがそのまま自分に返ってきて余計に自分がイヤになる。その繰り返し。
 Coccoはこうも歌っていた。

傷には雨を
花には毒を
わたしに刃を

 本当に、死にたくなるのが怖い。

クリくんの風物詩

 睡魔と格闘しているクリ。

梅雨入り前だというのに、夏日が続いている。今日などは真夏日。これから梅雨がやってくるとはにわかに信じ難 い天候だ。こないだまでは長雨ばかりで肌寒かったのにな。陽気がヘンだ。変温動物に近いオレはダルいことこの上ない。ま、精神的な緊張感が欠けているせい もあるがな。たるんでるってやつか?
 先日まで高湿度の日々が連続したためか、昨晩クリにふと目をやったら、ヤツのお腹の毛がごっそりと抜け落ち ていた。「うわわわ~っ!!ど、どうしたん!?」思わずクリを抱き上げて腹部をまじまじと眺めた。湿疹ができており、痒さから掻きむしってしまっているよ うだ。「おぉぉぉ…。今年もこの季節がやってきたんだな…」。しみじみするオレ。クリは毎年梅雨の季節になると、湿疹ができてしまうのだ。湿気が高くなる とお肌が荒れてしまうのである。昨年も一昨年もそうだった。もっとも例年は尻尾の先にのみ湿疹が出ていたのだが、今年は腹だ。どうしたことであろう。範囲 も広いし。ツヤがあってフワフワで豊かな毛並みを誇るクリなのに、今はハゲちゃびんだ。痛々しい…可哀想に…。ハナちゃんは今まで1回も湿疹が出たことは ない。人間と一緒で猫ぴーもオンナの方が丈夫なのかもしれないな。
 クリを早く病院に連れて行ってあげたいのはヤマヤマだが、ワーキングシングル マザーであるオレにはままならない。ううっ、土曜日には連れて行ってあげるからね。もう少し辛抱するのだぞ。クリの様子が気になって仕事が手につかない、 というのはウソだがやっぱり心配だ。ヤツが本調子になるまでは夜遊びしないでまっすぐ帰宅しよう。ちゃんと子供(?)を最優先するぞ!それが親としての最 低限の務めですからね!猫ぴーは「痛い」とか「辛い」とか口にできないので、ヤツらの表情から状態を推測するしかない。猫(と暮らして)歴20年のオレ は、最近やっと少しだけ判読できるようになってきた。が、的中しているとは思えない瞬間も多々であるので、まだまだ修行しなくてはならないと考えている。 ムツゴロウさんだって体得できているとは思えないけどな。チャトラン~!
 今日は(も?)アタマが働かないのでこのへんにいたしとうございます る。サントリーからだったか、新発売されているペットボトルのお茶のノベルティで、エステティシャンによる、ダイエットのためのボディマッサージの解説文 がついているものがある。顔、二の腕、お腹などいろいろあるが、全種類同じコメントでまとめてある。「忙しい日はちょっとだけ。時間がある日はたっぷり と。負担にならないように続けることが大切です」。負担にならないように、か。それが肝要だな。

ド~ンといってみよう~!!

 村上ファンドの村上世彰容疑者は欽ちゃんに似ているな。怒った欽ちゃん。しかしアレだね、いくら良い学校出て官僚になって、その後に事業起こして世間的 に「エライひと」になって財を成しても、捕まっちゃったらおしまいだね。「お天道さまの下を歩けなくなっちゃいけないよ」とか、「ひと様に後ろ指差される ような人間になるんじゃないよ」という昔の人の言葉には真実があるね。それにしてもやっぱり「出る杭は打たれる」っつー局面を垣間見てしまう機会が多いよ な~日本って。出る杭になってみたいもんだけどな、一度くらい。
 さて。ここのところ、夜遊びは控えてどっぷりと家に籠っていたオレである。会社 は行ってたけどさ、もちろん。ココロが少しくたびれていたようでお出かけする気分にならなかったのだ。どっぷりもトコトンやったらさすがに飽きてしまっ た。「プチ引きこもり」をいつまでも続けられそうな感覚に陥った瞬間もあったが、けっこーサクサクと飽きてしまった。案外早かったな。いつもはユルユルと 自分に鞭打ちながら、だましだまし立ち直るのだが、今回はかなり奥深くまで沈みそうになったので、ケロロさんにSOSメールを出してみた。「ケロロさん、 助けて~!ココロの救済をしておくんなまし~!!」と懇願したのだ。するとケロロさんから、「不調なのは、自分の生き方や考え方が原因で、今の状況との因 果律を考え過ぎてはダメですよ。それは美輪サマ病です(笑)。(中略)調子の良い時には脳ミソの中で「たらっ~♪」と流れ出ていたエタイの知れない液体が あります、今はちょっとソレが足りないんだと。言わば給料日前の新人クンで、ちょっと使い過ぎた金欠病です。これは近眼のようなただの体質で、自分に責任 はありませんから、自分と上手く付き合いましょう!」というオレの行き惑うココロに光明を差してくださるような有り難い御言葉を拝受した。ホントに有り難 う、ケロロさん…。素晴らしい御言葉ですのにすっかりブログにアップしちゃいましたけど…。だってカタチに遺しておかないともったいないですやん!「ココ ロの師」と呼ばせていただきますぜ!いつもは辛辣だけれど、ここぞという時は実に優しく温かいケロロさん…。どうしよう、このままいったら惚れちゃうか も!!いや、そんなこたぁないかな(笑)。オレったら中古品ですからお安くしときますぜ~。え?いらないの???(問うな、っての)
 話は変わ る。最近購入した「ネット発の超スロー漫画」である『きょうの猫村さん(←サイコーです!!!)』第2巻の中で、猫村さんの奉公先のご主人である犬神教授 のセリフにこんなものがあった。「庭を眺めたり誰かのことを考えてみたり…。休みの日っていうのとはまた違う、な~んにもしない日をつくりなさい。時々休 んでぼんやりしなさい。な~んにもしないで自分の中を空っぽにすることも大切なのだよ。人が抱えられるものは限られているんだよ。欲張りはいかん。だから 時々空っぽにしないとね。そしてそこからまた新しいものを吸収するんだよ」。素晴らしい…。なんて哲学的なセリフなんでせう。大事なことは近頃は漫画が教 えてくれることが多いな。本も読まなきゃなんだけどさ。漫画の中の真理は深いし潔いよな。
 ところで、今晩はW杯サッカーの「日本対豪州戦」だ。 無理無理に盛り上げようとするんだろうな~。またセルジオ越後のヘンな日本語聞かなきゃイカンのかな~?香取慎吾はワーワーと騒ぐんだろうし。オレ的には 同世代がみ~んな解説者とかになってるのが切ないけどね。井原とか福田とか北澤とか武田とか。名古屋にいた小倉も引退していたのには驚いたな。サッカー選 手って短命なのね。こないだワイドショーを観ていたら、「巻、ヒデに口答え!!」というネタを放映していた。昔日の感である。少し前までは「ヒデ、カズに 口答え!!」ってやってたのに…。オレも歳とるわけだな~。マイケル・ウォーエンも8年前は「ミラクルボーイ」だったのに、最近はすっかりオッサンっぽく なってしまった。まだ若いのに…。どうしてなんだよっっっ!少年老い易く学成り難し、ってところかもしれんな。
 サッカーよりもクリの尻尾の湿疹 の化膿の方が気になって仕方がない。昨日あたりはいい具合に治ってきていたのに、今朝また引っ掻いてしまってドクドクと流血していた。おかげで昨日クロー ゼットから引っ張り出してきた夏用の羽毛布団が血だらけである。オレって、もう一度ライクアヴァージンか!?っつー勢いだ。あれ?ちょっと下品だったかな ~。エヘヘ。

悲しき願い

 ここのところ世間は、すっかりW杯でひとしきり盛り上がっているようだ。4年に一度だもんな。オレ宅のテレビでは地上波しか観られない(BS機能がフ リーズ中のため)ので、リアルタイムではその日の第一試合しか観ることができない。もっとも明け方4時開始の試合を観ていたら、会社勤務にはかなり支障を きたすであろうから、かえって都合良かったかも。だが、6月23日未明にキックオフ予定の日本×ブラジル戦はやっぱ観たいな。早く寝て試合開始前に起きる か(まず無理だろう)、徹夜しちゃうべきか…。そこまでして日本がコテンパンにヤラれちゃうのを観るのも忍びないしな。ビミョ~なところだ。
 日 本全国が「にわかサッカー評論家」になっている感もあるが、日曜日の対クロアチア戦での柳沢のフニャチンぶりときたらさすがに呆れ果てた。ホンットに役立 たずっっっ!!!「決定力不足」っつ~言葉で片付けていいのだろうか。ダメだろ、あんなんじゃ。昨日ノビ太が「(柳沢は)98年のフランス大会の時の城よ りヒドイですね」と言っていたが、同感である。城よりニヤニヤしない分マシかな。ガムも噛んでないしな。ブラジルといえば、今朝の「とくダネ!」でロナウ ジーニョの独占インタビューをオンエアしていた。「あなたは笑顔の印象が強いですね」というインタビュアーに対し、「そうかな?ボクは歯が出てるから、い つも笑っているように見えるんじゃないかな」と答えていた。歯が出てるから…。シビレた。至極当たり前なことかもしれないが、彼はもんのすっごい豪邸に住 んでいた。まさにブラジリアン・ドリームの具現者。幼少時代は靴を履くことさえままならない貧困の中で育ったというが、にわかには信じ難い成功ぶりであ る。そんなお金持ちさんでもオレは結婚したい、とは思わないけど…。だって、朝起きた時に横にあのお顔があったらとってもビックリしちゃうと思うの…。慣 れるかな? 
 そんなことはさておき。今のオレの最大の関心事はW杯ではない。北朝鮮のミサイル「テポドン」の脅威である。世界中がW杯で浮かれ ている最中に着々と燃料注入を済まし、発射先の照準を絞ってるんだぞ!のん気にビジネス雑誌なんて作ってる場合じゃね~っての。逃げなきゃ!誰かシェル ターをオレにくれ!!ミサイルが飛んできたらもう一巻の終わりであるので、主要なひと達(?)に挨拶をしておくことにした。まずは実家のママに電話をす る。「ママ、育ててくれてありがとう。心配ばかりかけてちゃんと親孝行できなくてごめんね」と。笑われた。次はジョゼにメールした。「今までいろいろあり がとう。さよなら」。笑われた。笑うな!オレは真剣だ。大切なひと達にはきちんと御礼を言っておくのがスジってもんだろうがよ。できれば会っておかんと な。和恵ちゃんとは来週映画を観に行く約束をしたし、その後一緒にメシでもするかとアカソフにまでメールをした。大学時代の仲良しさんの内の一人であるし のちゃんとは、明日のランチを銀座で共にすることになっている。大山はどうしようかな。アイツは「オレオレ主義」で会う度に自慢話しかしないからうっとう しいんだよな。札幌にいる厚子ちゃんや茅ヶ崎のさっちゃんにも会いたいな。サトーさんと新井さんは外せないし、山田さんと中本さんも。黒部のヨシオにも一 角ならぬお世話になったしな…。アックンと原ちゃんはいいや(黙殺)。そうだ、ケロロさんとジローにも会っとかなきゃ。この際、そろそろ弟とも仲直りしと くか。元配偶者にも一応(?)声かけとくかな…。「キミはまだそんなに阿呆なのか」と言われるのが関の山だろうしな。やめとくかな。でも面倒かけたしな。 う~~~ん。悩ましいところだ。主要なところだけでも随分いるもんだな。大分割愛したのに。時間が足りないぞ。オレがこんなに胸を痛めているのに、なぜ皆 平然としていられるのか心底理解に苦しむ。どうして!?会社で死ぬのはイヤじゃ!おうちでクリとハナについててあげなくては…。しばらく有休取るかな。繰 り返すがオレは真剣である。
 ロナウジーニョの靴の話で思い出したが、今年の2月に癌で亡くなったシューズ・デザイナーの高田喜佐さんのエッセイ「素足が好き」の一節がココロに響く。先日NHKの「ゆるナビ」で紹介していた。
 
人は裸足で生まれ 裸足で死んでゆく。
その間の生を、靴は共にする。
私の作った靴が、私から離れ歩いてゆく…。

ジー ンとするなぁ…。喜佐さんは癌が発見された時に、週末を過ごしていた葉山の家から歩いてすぐの海に向かって「癌ちゃん、どこかに飛んで行っちゃって!」と 叫んだそうだ。切ないね。大量の物質の消費のみを良しとする世の中になってしまったことを嘆き、そのことに自らも加担していると自身を責めていた頃に、そ れまでに築き上げてきたものを限りなくゼロになるくらいまで処分し捨て去る決意をしたそうだ。リセットした際に、葉山で独りで過ごす時間をこよなく大事に するようになったという。くたびれると都会を離れて田舎で暮らした方が蘇生されることが多いのかな。よくそういう話は耳にするもんね。
 喜佐さん のお母様は詩人の高田敏子さんだ。珠玉な親子だな~。ステキすぎな感じ。敏子さんは葉山にいる喜佐さんによく、「寂しさを慈しみなさい。大切にしなさい」 と語っていたという。泣けちゃうね。喜佐さんは独身だったようだけれど、恋人だか大親友だかの男性(作家だったかデザイナーだったかな?)も彼女の想い出 をお話ししていた。目線が優しいの!!ほんわか~としてるんだよ。感動しちゃったね。過不足ない(?)パートナーは人生を実り多い満ち足りたものにしてく れるものだなぁ。
 と、温かい気持ちになりつつ、別の日にテレビを点けたら細木数子の「ズバリ言うわよ!」の再放送を目にしてしまった。普段は見 ないようにしている番組の最高峰だ。あのオバハン、誰でも知っているようなことを、さも自分が発掘した真理のような言い方するから始末が悪い。胡散臭いな んてもんじゃないじゃん。それをマジで信じてるヤツラがいるってところが嘆かわしいんだよな。テポドンに狙われるのも必然か!?奇しくもオレの友達のお母 さんが秘書をやってるんだよ、細木の。今も続けているかは不明だが、「(細木は)とにかくケチでがめつい。給料もめちゃめちゃ安い」とよく言っていたそう だ。その母ってのもいろいろ問題あるんだけどさ…。一筋縄ではいかないアクの強いお母様ですの…。
 で、その再放送ヴァージョンのゲストは尾藤イ サオだった。♪だ~れのせいでもありゃしない~ みんなオイラが悪いのさ~、のイサオである。「明日のジョー」もありましたね。♪サンドバッグを~、だ。 62歳だって!尋常ではない若さである。真っ黒な髪の毛はもちろん染めてるんだろうけど。イサオの運勢を数子がわざとらしく神妙な顔で占っていた。
「誕生日は…11月22日ね…ふんふん」と呟く数子。11月22日?ん?ジョゼと一緒だ。イサオは「乗り逃げしよう」と手を出したカノジョが妊娠してしまい、やむなく結婚したという。何度も家出を繰り返し、愛人宅に長期の逃避(?)をしたことも一度や二度ではないらしい。
………………。(←遠い目になるオレ)
11月22日生まれって…。途方に暮れるな…。サイテーなんじゃないの!?
 珍呑でバイトしていた時に一緒だったマキちゃんがやっているバンド、「モダーン今夜」の曲『うたかた花電車』の歌詞の中にこうある。
 
 ヤクザな恋だと 人は言うけれど
 アタシ本気で惚れちゃったの あのひとに

オレって育ちがいいから、不良に騙されちゃう傾向があるんだよね。きちんと考え直す時期が真近に迫っていることだけは間違いないようである。本気だ。

Real Face&未来を約束しない女

次クールの月9ドラマの主役は、KAT-TUNの亀梨くんだそうだ。亀梨くん、キョンキョンとのお付き合いは上手くいっているのかな。オレの今年の目標 は、キョンキョンのようにうんと年下のオトコのコとねんごろになることだ。20歳も離れてなくていいけど…ひと回り下くらいが理想かな…ふふふ…。が、今 年も半分強過ぎてしまった。望み薄だな。いや、諦めるまい。まだ半年弱あるからな。ぜひとも信じ難いような展開が待ち受けていることを願うばかりだ。でき れば燃えまくるような夏にしたいもんだぜ。
オレはキョンキョンが好きだ。歳も1コ違いだし、厚木出身というところも戸塚育ちのオレからするとカン トリーつながりということで、勝手な親近感を抱いている。オレが高校1年生の頃のことだ。クラスメートに頼まれて学校帰りに、当時は有楽町にあったニッポ ン放送でThe Alfeeの「出待ち」をしたことがある。とてつもなく恥ずかしい過去だ。思い出すだけでも赤面してしまう自分を禁じ得ない。友達について行っただけだか らね!強調しておこう。で、アルフィーを待っていたらば、局からキョンキョンがマネージャーさんと思しき人と、事務所関係者何人かに囲まれて出てきた。 キョンキョンがデビューして2,3曲出した頃で、まだ「アイドル革命」の一大旋風を巻き起こす前の清純派路線(?)の頃だ。髪もショートにする前のこと。 「あ~キョンキョンだぁ~」と色めき立つオレ達のような女子高生たちに一人ずつ、完璧な笑顔で「両手で」握手をしてくれた。オレにとっては多分「芸能人」 と呼ばれるような異次元に生きている人との初の触れ合い体験である。オレは舞い上がっていた。キョンキョンは握りこぶしくらいしかない小顔で、顎などは小 指大。トランジスターグラマー系で胸は大きかったな。足は太かったけど…。手も小さくて指はホントに「白魚」のように細くて柔らかかった。「キョンキョ ン、か、可愛い~!!」(←至極当たり前の感動をするオレ)。あれ以来、オレはずっとキョンキョンを見つめている。
昨年、ある雑誌でキョンキョンの特集をしていた。ちょうど映画「空中庭園」が封切られる直前だ。タイトルは「未来を約束しない女」。即買いした。ロングロングインタビューが続く構成で読み応えアリアリだったが読破した。その中にこんなクダリがあった。
「小 泉さんの、家族というものに対する憧れってどういうものなんですか」。「普通に愛する人がいて、その人のために毎日がある…って、そんなに夢見てるわけ じゃないけど、それがいちばん手に入らないものっていうのがあるから。子供がいて、育てる。そういう普通のこと」。その“普通のこと”が、女優という職業 にある以上手に入らないのだとしたら、それは推し量ることのできない孤独だった。
「たとえ結婚しても、自分が背負ってしまったものを捨てない限り は、その孤独みたいなものはどうにもならないと思う。家族がいても、絶対にその孤独感みたいなものは……。だから、捨ててしまうのかもしれないけど」。 「でも、小泉さんは結婚したときに、それを捨てなかったんですよね」。「どっちでもよかったのかな。いまとなってはまた別の人生が広がったと思うし。ま あ、運命とかね、宿命みたいなこともなきにしもあらず、というか。でも、今後またそういう機会があるのかもしれないという感じはする。いまならできるか なって気がするけど」。「まあ、一回したしね」と続けて、小泉今日子は微笑んだ。
「そういう言い方もどうかと思うけど、でも結婚してよかったと思 う。結婚生活、面白かったし、ちゃんとずっしり重かったから」。俳優である永瀬正敏との結婚生活は1995年から2004年までの9年間。29歳で結婚し て38歳で離婚したわけだ。オレの場合は1996年から2005年までの9年間で、年齢も同じ時期。ますます身勝手な共感を抱くオレ。
「離婚した ときは、気持ちが軽くなったという感じだったんですか」。「……うーん、どうだろう。嫌いになったりしなければ離婚しないわけだから。嫌いになる過程みた いなものを抱えている感じがお互いに嫌だったんだと思う。離婚して解放されるっていうのは、自由になったというよりは、また相手のいいところが見れるとい う感じ。私はそういう気分でしたね。素敵な人のはずなのに、自分はそう見なくなっていたし、見えなくなっていた。それが離れてみて、“やっぱり素敵じゃ ん”って普通に思えたから。派手な愛憎劇があったわけじゃなくて、背負っているものに対して、一緒にいることがきつくなってしまったという感じだったか ら。ほんとにいい人だし、いい役者さんだし、そういうことをちゃんと見られるようになったというか…。そこにいるべきだったかなって。そういう感覚でした ね」。
「小泉さんは、結婚という制度自体の重みみたいなものは感じていたんですか」。「それもあったかな。やっぱり結婚している場合って全然違う でしょう。“もう顔も見たくないから出て行く!”みたいなことでもないだろうし、ちゃんと二人で出口までいかないと、という意識はありましたよ。たとえど んなに時間がかかっても、ちゃんと話をして。それこそ、二人でドアを開けて入って来たんだから、二人でドアを開けて出て行きましょうというのは、お互いに 最小限の誠意なんじゃない?じゃないと、結婚しちゃ駄目な気がするし。子供がいたり、専業主婦だったりすれば、具体的な問題がもっとちゃんといっぱいある から、そんな綺麗事って思われてしまうのかもしれないけど、私達の場合はそれがベストなのかなって」。
これほど同じ想いをしているひとがいて、そ れを率直に語っているものを目にしたことは初めてだ。泣けた。「絶対に良いお友達になれる気がするの、キョンキョンとは」と妹に言ったら、「でも、キョン キョンはキョンキョンだからね。土壌も今の立ち位置もベティちゃんとは全然違うでしょ」と軽くいなされてしまった。ごもっともですけどね…。「ココロに闇 を持っているほうが素晴らしい文章が書けるよ」とケロロさんが励ましてくれた。今年の課題は亀梨くんのようなカレシではなく、「いかに自分自身の甘えに打 ち克つか」であるかもしれない。不安だ。
今週は神楽坂に行かなくてはならない。ホントのホントのところは逃走したい。が、逃げるわけにはいかない だろう。「『お暇をいただきます』と戸と閉めて 出て行くようにいかぬなり 生は」である。あ~「生きていく私 By 宇野千代」って感じだ。逃げたい。一番の元凶は日に日に大きさを増している「敗北感」を払拭することだな。とてつもないスピードで大きくなってるんだよ、 この「敗北感」がさぁ~。苦しい。滝にでも打たれてくるかな。

ダンスホール

 今週の月、火曜日は会社を休んだ。リフレッシュ休暇というやつだ。月曜日は戸塚の実家に帰省した。雨も上がったので最寄り駅よりも一つ手前で下車してテ クテクと歩く。「最近厚木に帰ると、澄んだ空気や、夜のひんやりした風や静けさに、異常に反応&感動しているのよ。本当はこういう環境で生活するのが人間 らしいんだろうな…なーんて思ったりしてさ。でもさ、帰る場所がそういう所にあって、さらにまた近場っていうのは、私たち恵まれてるよね」と、和恵さんが 言っていた。同感である。
戸塚の街はマイナスイオンをビシバシと噴出しており、歩みを進めるたびにグングンと英気が漲ってくるのがはっきりと分か る。だって結構な森とかあるんだぜ。素晴らしいよね。バッテリー充電を体感している内に、オレが通った中学校の前まで来る。午後3時頃だ。中からは合唱を 練習している様子が聞こえてくる。「そうだ、6月は合唱コンクールの時期だったよな~」。昔から小心者のわりには目立つことが大好きだったオレは、中2の 時に合唱コンクールで指揮者をした。優勝できず準優勝だったことが物凄く悔しかった…。いろんな記憶が甦ってきてしみじみとする。小学校の前も通る。オレ と同年代と思われるお母さん達が子供と一緒に帰宅しようとしていた。カントリーマアム達から見れば、オレは完全に浮いていたようで(ファッションとか)訝 しげにジロジロと視線を注がれる。「オレもすっかり都会人の風情だから(←そう考えること自体が田舎者の証か)田舎のひと達からするとエトランゼなんかな ~?ふふん」と勝手に悦に入る。オレ、やっぱ戸塚大好きみたい。またビタミンチャージしに行こうっと。でもまだ、ずっと住むのはイヤ。
 翌火曜日 の午後は、銀座のネイルサロンに行った。手はフレンチに、足はターコイズブルーをベースにシルバーラメを散らしてもらう。今年の流行である「手地味、足派 手」をしっかりと踏襲するオレである。「ウフ…ウフフフフ…♪」綺麗に仕上げてもらった爪を眺めながらニヤつく。オレは爪をステキにしてもらうとホントに 癒されるの。だって「キチント感」ががっつり出るんだも~ん。指先まで神経使ってるのって、「チャントしたひと」って感じするじゃん。馴染みのマニキュア リストのお姉さんとのおしゃべりも楽しい。「来週、会社の健康診断でさ~。あとどうしても2キロ落としたいんだよ。間に合わないから腸内洗浄しようかと 思ってるんだけど、どう思う?」「ベティさん、私やったことありますよ、腸内洗浄」「えっ、マジ?どうだった?何か痛いって聞いたことあるからさ~」「痛 くないですよ~全然」「そっか…じゃあ、やってみるかな。宿便取ると4キロくらい落ちるっていうじゃん」「最初だと大分出るでしょうね~。最低2キロは体 重減りますよ。でもベティさん、すごい駆け込み対策ですよね」「当たり前じゃん~。会社に記録が残るんだぜ、目方の!」地道なダイエットをしようとは露と も思わないオレである。
 ネイルサロンを後にして、新宿に向かう。和恵さんと映画「やわらかい生活」を観る約束をしているのだ。寺島しのぶ演じる 鬱病の女性がふとしたキッカケで知り合った個性的なメンツと触れ合う内に、「それとな~く幸せ」と人間らしさを取り戻していく物語である。共演のトヨエツ の前評判がすこぶる良い。優子(主人公)の従兄弟で、博多でカラオケ屋を営んでいたが店を畳み、愛人を頼って上京してくる。が、ケンモホロロにフラレてし まい、優子のアパートに転がり込む、という設定。妻と折り合いがすこぶる悪いため、家には帰れない。「子供が生まれてからギクシャクしてきたとよ…。向こ うは24時間体制で子育てモードやけん、オレが店から疲れて帰って来ても、『あんたも少しは手伝ってよ!家事くらいして!』ってキンキン言うばっかりた い。『あんたは何もしないからいらない』、って言われたけん。オレはもう、用済みの粗大ゴミみたいなオトコなんよ…」と、愚痴ったりしていた。粗大ゴ ミ…。ジョゼも同じこと言ってたな~。思い出して涙するオレ。嘘っす。。。
このロクデナシ従兄弟が実に甲斐甲斐しい。鬱状態の優子の髪を洗い、食 事を作り、お買い物をして、お洗濯やお掃除も。お散歩も一緒にしてくれるし、病院にお薬も取りに行ってくれる。しんどい時は黙ってギュッてしてくれるし さ。常に穏やかで、包み込むように優子を守ってくれるのだ。ヒモ同然のロクデナシなんだけどね。ペットみたいな感じ。押し付けがましくない優しさを持って いるのだ。でも、ペットは炊事とかしてくれないもんな。「う~む。『女性観客のハートを鷲掴み』というレビューは外れていないかもしれんな…」。唸るオ レ。劇中では尾崎豊の『ダンスホール』という曲が象徴的に何度もかかっていた。

あたいグレはじめたのは ほんのささいなことなの
彼がイカレていたし でもほんとはあたいの性分ね

10代でこの歌詞を書く尾崎って、どうなんかね!?あたい、って…。で、映画はハッピーエンドではなかった。ええぇ~っ!?というところであっけなく終わってしまう。あれじゃあ、優子は二度と立ち直れないかもしれない。
  映画鑑賞の後に、和恵さんとお寿司を食べに行った。「寺島しのぶって、顔はイマイチだけどカラダはエロいな~」と、相変わらずおやじノリのオレ。「うん、 エロいエロい~!」同調する和恵さん。和恵さんは現在妊娠5ケ月。二週間ほど前に新大久保で焼肉を食べた時はそれほどでもなかったが、今はお腹のポンポコ リンぶりに拍車がかかっている。スゲーよな、人間を製造しているひとって。「しのぶって驚異的に芝居が上手いな。でも、顔曲がってない?」「曲がってるよ ね~。ベティちゃん、顔曲がってるオンナっていいセックスしてないらしいよ~」お寿司をムハムハ食しながらコメントする和恵さん。「えぇ~っ!?それって 根拠あるわけ~?骨盤の問題かな~。誰が言ってたの?」「中学の時の保健体育の先生」「なんちゅ~了見の教師だよ…。いいのか?中学生にそんなこと教えて さぁ」と言いつつ急に不安になってくる。「和恵さん、オレ…顔曲がってないかしら!?」「う~~~ん」和恵さんは5秒ほどオレの顔を涙堂のぷっくりと膨ら んだ瞳で見つめた。「うん、ダイジョウブ!曲がってないよ、安心しな!すいませ~ん、平目とみる貝くださ~い!」和恵さんはしこたま喰っていた。
そ うこうしていると、アカソフから、「今日は仕事の都合でどうしても合流できません。ゴメン」というメールが入った。「アイツ~。ちゃんと都合つけろって 言ったのにぃ~。しょうがないなぁ~」そう呟く和恵さんにオレは問うてみた。「オレさぁ、いよいよ年とってきたらアカソフと暮らそうかと思うんだけど。絶 対に恋愛感情湧かないし、従兄弟同士みたいな生活できるような気がするんだよね。アカソフ、カラダ丈夫だし力もあるしさ、オレが寝たきりになっても起こし たりできるじゃん」「でもアカさんの方に恋愛感情があったらどうすんのさ~。それに寝たきりになるのはアカさんの方だったらどうすんの~?」「むむむ…確 かに。105キロは起こせないぜ、オレは。でもちょっと先の話だから、息子の章吾も大きくなってるだろうし、オレとの将来のためにヤツには早めに離婚して おいてもらわないとな(←自分の都合しか考えていないオレ)」「アイツ、ひとのこと言うわりには自分のことの決断がホントに遅いからねぇ」と、勝手なこと を言い合って盛り上がった。桃井かおりが「男と女の友情」についてこう語っていた。「『一度は寝る』というチケットを交換し合っておいて、それは棺桶まで 持っていくの。それって贅沢な関係だと思わない?」アカソフとオレはそんなチケットを交換することは、ない。あったら困る。
「そういえば和恵さ ん、今日の映画の脚本家の荒井晴彦さんとはG街のどこでお会いしたの?黒部?」「ううん、黒部じゃないよ。トダチ」「トッ、トダチ?和恵さん、トダチ行く ん?」「うん。今はこんなお腹だから行けないけどさぁ。前はちょくちょく行ってたよ~」。バッティングしたことないですね。良かったですね。ブログです が、語りかけてみました。
 で、和恵さんと一緒になかじの店「Death Match」に顔を出してから、オレ単独で「黒部」へ。「オレなんて子孫も残せず、タイシタ仕事もできないままに犬死するんだ~。何も残せない負け犬さ ~!!」とマスター相手に散々クダを巻く。サイテーな感じの酔っ払いぶりだったかも。そんなオレをマスターは温かくず~っと励ましてくれた。ま、励まして もらう目的で行ったところもあるからな。言ってもらいたいことを言ってくれるひとに会いたいのさ、ピンポイントで。ある意味、G街的な飲み方を全うでき て、妙な達成感はある。あ~スッキリした。そこで止めておけばいいものを、無理矢理マスターを拉致して「気仙坂」へ。ここでの記憶はもう朧げである。飲み 過ぎると脳細胞がブチブチと壊れていくのが分かるな。少しだけ反省しておこう。直す気ないんだけどね、ほとんど…。
 水曜日は会社帰りに美容院に 寄り、ちょっと黒めのカラーにしてもらった。気分が変わるもんだな。しかし、ブログってちゃんとコマメに書かないでまとめ書きすると、めちゃめちゃ長く なっちゃうなぁ。対策を考えんとな。毎日少しずつ書きゃいいのか。それができたらとっくにやってるって!
 昨日の木曜日はついに神楽坂へ上陸(?)した。案外平気だった。リハビリは順調かも!この調子だ。頑張れオレ!!あるイラストレーターさんがこう言っていた。

変革はただ変えることではない。
変革のその先にあるのは秩序ある安定である。
しかも、日々これ変革しつづける安定でなければならない。
秩序ある変革を押し進めるエネルギーが大切。

Changes!!
オレが一番好きな言葉である。

デッサンの参考にね。

連休明けである。世の中の皆さんもきっとそうであるように、オレもすっかり連休ボケで、仕事はヤマのように溜まってはいるもののアタマが働かない。脳死状 態である。ウダウダとデスクにしがみついていても埒が明かないので、会社帰りにホットヨガで毒素を抜くことにする。オレは最近出会ったこのホットヨガにハ マリつつある。いや、実は相当ハマっている。
温度38度、湿度65%の亜熱帯状態のスタジオで1時間、蛇やらバッタやらウサギやらのポーズをじん わりじんわりと取りながら、普段使わない筋を伸ばし汗をかく。尋常ではない汗をかく。サウナでストレッチをやるようなものであるから、もはや「オレは病気 か!?」というほどの汗をかく。1時間の「冥想中」に1リットルもの水を飲まなくてはならないのだ。ビールなら1時間に1リットル飲む自信は大いにある が、水は…というところであるが、これが飲めてしまう。水分を摂るもんだから、さらに汗をかく。灼熱である。水分を補給しないと脳に酸素がいかない(?) せいか、ズキズキと頭痛がしてしまうのだ。よって、「は~い、ここで汗を拭いて水分補給をしてくださいね~」というインストラクターのおねえちゃんの可憐 な声を待つまでもなく、ゴクゴクとぬるい水をガブ飲みするオレである。やや酸欠でたゆたっていると、もはや意識はさながら「インドじゃん、ここ」である。 気分だけはガンジス河で沐浴した感じ。いや、ちょっとウソか。
そんなわけで大量の汗と共にひと皮剥けたテンションになる。いやぁ、運動って素晴らしいものですな。
み んなもカラダを動かした方がいいぜ!って、誰に言ってんだよ!ともあれ、明日への活力が湧いてくるな。なかなかいいっすよ、ホットヨガ。ひとつ心配なの は、非常~にギリギリのコンディションに人間を追い込む類いのものなので、急になくなりゃしないかってことですかね。死線をさまようひとが出てきてしまっ たら、ホットヨガスタジオは忽然と姿を消すであろう。心配だ。
ヨガ話はここまでにして、今回は予告通り(?)「インターネットとはスゴイもんだな」ってことを少し書いちゃおうかな。

■不定期連続ドキュメンタリー小説 「キンユウの季節」■
~第1話 「えぇッ!?厚切りステーキ300グラムっすか!?」~

ウ チの会社の経理部にはミタさん(仮名)という、おじいちゃんがいる。そう、おじいちゃん。頭髪は真っ白で、目元には今までの人生の軌跡である深くシブいシ ワが幾重にも。年の頃は70か70ちょっと過ぎか。オレのオヤジよりは明らかに年上な感じ。定年はとうに越しているはずだし、天下りというわけでもないよ うだ。そもそもウチは天下り先になるような会社ではない。小耳に挟んだところによると、ミタさんは社長の遠縁らしい。遠縁、って。具体的な関係性は誰も知 らない。謎である。
ややぽっちゃりとして肌ツヤの良いミタさんは、見るからに「好々爺」である。ご自身のお耳が遠いので、声がやたらデカイのもご 愛嬌である。ミタさんは辻堂だか茅ヶ崎だかにお住まいで、東海道線の「湘南ライナー」で通勤なさっている。湘南ライナーなら全員座れるだろうに、「混むの がイヤだから」と、5時過ぎには自宅を出発し、銀座にあるウチの会社には7時には到着している(らしい)。経理のひとが言うには「別に1日7時間も8時間 もいなくてもいいんだけどねぇ(要するに戦力外)」ということだが、ミタさんはご家族の方に「ボクがいないと経理が回らなくてねぇ。まだまだ引退させてく れないんだよ、この年寄りを。困ったもんだよ~」とか何とか吹聴しているそうだ。それはまったくもって大ボラである。全社員、ミタさんの存在に疑問を持っ ている。が、どうでもいいことではあるので、誰も追及しない。ミタさんの位置とは、ちょっぴり切ない高齢化社会の断片。あれ?そうだったけか。わからなく なってきたぞ。
とにもかくにも、ミタさんはお身内には「おじいちゃんはまだまだ現役なんだぞ」アピールをブチかましていることは確かなようだ。こ れは裏とってます、経理部の田山さん(仮名)から。そんなミタさんをオレは「人の好いじいさん」とばかり思っていた。疑いなく「枯れたじいさん」だと。 が、ミタさんの生活を一変させてしまうものが出現してしまうのである。人生の晩年で、よもやそんなスパイシーなものが登場するなど、ミタさんは想像だにし ていなかったであろう。インターネットである。インターネットの出現(?)は、ラブリーなじいさんであるミタさんの日常を劇的に変えてしまうのである。
会 社で、間違いなく会社で、ミタさんは「インターネット初体験」をした。ショッキングだったようである。こんなものやあんなものを簡単に見ることができるな んて!!昔はそりゃあ苦労したもんだ。盗み見したり、顔を隠しながらコッソリ買ったりしたのに…。こんなにも容易に女性のハダカが見られるとは!
そ う、ミタさんはエロサイトに傾倒しまくってしまったのである。会社でエロサイト。会社が会社ならば、セクハラで大問題である。が、大して気にも留められな いミタさんは、社内で人の目に気を配りながら、ヒマさえあればエロサイトをチェックしていた(らしい)。が、悲しいかな。高齢であるミタさんはツメが甘 かったのだ。社内でエロを堪能するにはあまりにも無知だったのだ、ネットに対して。いや、PC自体に対して。
ある日、ミタさんのPC横のスピーカーから、「あぁ~んあんあん」というナマめかしいオンナのコの声が
フ ルボリュームで(!)響き渡った。ミタさん、スピーカーの電源入れちゃあダメでしょ…ちゃんと切っておかないとね。って、今度はミタさんがエロサーフィン をしていた時に、ミタさんの後ろをたまたま通り過ぎた社員がいた。慌てふためいてPCの主電源を切ってしまったミタさん。ブチブチッッッ!!………。PC は故障した。その日の午後、サーバメンテナンスを頼んでいる担当者にコメカミに「怒り」のマークを浮かべながら息巻いているミタさんを見てしまった。「早 くッツ!早くだよっっッツ!!急いでるんだよ!パソコンが壊れてたら仕事にならないんだよ!一刻も早く直してくれないとっっ!!頼むよ!!!」←紙の伝票 数えてるのしかお目にかかったことがないのだが…。見間違いだったのだろうか?
この時のPCの故障がよほどこたえたのか、経理部で人員を補充する ことになった人材採用の面接の際、応募者に社長が「簿記は何級の資格を持ってるの?FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格、取る気ある?」と実務的 な質問をしている脇で、ミタさんは公然と「キミ、パソコン直せる?」と言ってのけたそうだ。経理の仕事ちゃうやんけ~。
そんなミタさんだが(今ま での話はマジで誇張ナシ)、今年の2月から嘱託ということで、週1回の出勤となってしまった。果たして週1でミタさんの「終わることなきオトコのサガ」が 満たされるのだろうか…。気にかかるところだ。そうそう、あえぎ声フルボリュームの他に、ミタさんはプリントアウトもしちゃうんだぜ。前にプリンタの受け 口に、ウォ~オ イエ~ッッス系の金髪さんのお写真がデカデカと乗っていたのには度肝を抜かれた。「ミタさん、いくら何でもプリントするのは…」と田山さんがたしなめたと ころ、「いや、ボクは絵画教室に通っているからね。デッサンの参考にね」と平然とコメントしたのである。
もういいよ、もうウソつかなくていいから…。でも会社ではやっぱりやめてね、ビックリするから。
しかし、 未だにオレはちゃんとミタさんとお話をしたことがない。挨拶程度である。「いろんなお話伺いたいし(どんな話だ)、今度ランチに誘っちゃおうかな~」とオレが画策していたら、田山さんが耳打ちをしてきた。
「ベティさん、ミタさんってスゴイんだから。あの年でランチは厚切りステーキ300グラムとか、トンカツとか天ぷらとかガツガツ食うのよ。見てるだけで胃もたれしてくるから、やめときなさいよ」
近頃元気なのはばあさんだけではない。気を吐いているじいさんもいる。ミタさん、明日会社に来るらしい。こないだ来た時はやっぱし少し元気がなかったような気がするな。生き甲斐の重要さを痛感する。

根性は細い方がいいよ。

昨日土曜日、オレはジョゼッペと浅草に行った。現在千代田区は東神田在住のオレの自宅からは浅草は至近距離だ。雨が降っており気温は9度(と天気予報では 言っていた)と、どう考えてもお出かけ日和ではなかった。「何もこんな日に行かなくても…」と二の足を踏むオレに対し、ジョゼはやる気(?)マンマンであ る。「早く着替えてっ!」とジョゼに急かされアタフタと支度をして、都営浅草線に乗り込んだ。
浅草駅に着いた頃には雨足は一段と強まっていた。や やザンザン降りである。肌寒い。そんな陽気のせいか、さすがの観光地浅草も人影はまばらだ。「うぅ…寒い…」少し後悔し始めたオレを一向に気にも止めずに ジョゼはガシガシと歩いて行く。「観光ですか?どうっすか、人力車!」と人力車漕ぎ(?)のお兄ちゃん達が次々と声をかけてくる。「観光じゃね~よ!失礼 なっ。地元(みたいなもんだ)なんじゃい。昼飯食いにちょいと繰り出しただけだいっ」とムキになるオレに「オレ達、やっぱりおのぼりさんにしか見えないん だろうな~」と達観気味のジョゼである。
ジョゼは「今日のランチはお好み焼きだからね!」と息巻いている(ように見えた)。Googleで検索し た、浅草のお好み焼きといえば「染太郎」だと、目的地に向かって完全に照準を合わせている。「染太郎は一度行ってみたかったしな~」と、タラタラとジョゼ について歩みを進めるオレ。ほどなく店に着いた。人気店とはいえ、時間帯も中途半端なせいか(ランチと言うには完全に外れた遅い時間だ)、客席は空いてい た。「おぉ、ここが染太郎か…」一見さん丸出し状態で興奮するオレ。有名店でのお約束の有名芸能人や著名人の色紙を眺めつつ、生ビールなぞを飲む。「高見 順も常連だったのか~なるほどな」と、娘の高見恭子は知っているものの、肝心の高見順の作品を読んだことがないくせに感慨に耽るオレ。定番である(だろ う)お好み焼きは美味であった。「う~む、ウマイ。メリケン粉も具材(海鮮もの)も特別なモノではないだろうに、この旨さはどこが違うのだろう?」と唸っ ていると、「これは『つなぎ』が違うね。出汁だよ」とジョゼが分析していた。関西出身のジョゼは、具の混ぜ方や焼き方、ソースの塗り方まで仕上がりにチマ チマとこだわっていた。「違う!もっと上手く焼けるはずだ!」と鼻息を荒くして(いたように見えた)、「適当でいいよ~。早く食わせてくれ~」というオレ を制して、「まだ、ダメだ!もっと全体をナメしてから!」と、鍋将軍ならぬ「お好み将軍」よろしく、ヘラでギュウギュウとミックス焼きを押していた。
こ の日ジョゼは浅草に繰り出す前にオレに「お風呂のフィルターのお掃除の仕方」をこと細かくレクチャーしてくれた。要はフィルターを外して中性洗剤で洗うだ けのことらしいのだが、こまめにフィルターを洗うことの重要さを力説していた。東神田のマンションに引っ越してきたのは半年前だし、新築物件なのでそんな に汚れてないだろうがよ…と思いつつ、オレはジョゼの講釈を真剣に聞いて(いるフリをして)いた。しかしこのオトコ、時折ハッとするほどの緻密さと几帳面 さと生真面目さを垣間見せるのだが、私生活では自他共に認めるロクデナシであるのはどうしたことであろう。不思議だ。
そんなこんなでお天気はバッ ドコンディションではあったが、久々の浅草は東京の下町風情を堪能するには十分なものだった。ウチに帰ってから、テレ東の「アド街ック天国」を何気なく見 ていたら、奇しくも「浅草伝法院通り」を特集していた。鰻の小柳もいいな…釜飯の麻鳥か…天ぷらの大黒家に中清ね…いいじゃねぇか、定番っちゃ定番だな… 煮込みストリート…グッとくるね!昼間っからクダ巻いても誰も文句言わないだろう…夢が広がるな…違和感なく馴染めそうだ…来週あたりまた行っちゃおうか な、と目論んでいたら、何と来週は浅草名物三社祭りだってさ!何百万人もの人出が予想される、ってナレーションで言ってるじゃんか!三社祭を敢えて外して 出かけたんだぜ…、と言いたいところだが、実は何も知らなかっただけなんだよな…。あぁ~、やっぱりおのぼりさん! ジョゼは老舗の時計店でイタリア(製っぽい)腕時計を衝動買いしていた。バンドを調整してくれるオジサンが「お客さん、腕細いから~」とコメントしている ので、オレはすかさず「腕だけじゃなくて根性も細いですからね」とツッコンでやった。商売人然としたオジサンはニンマリと笑って「あんた、根性は細い方が いいんだよ」と、励ましだか慰めだかわからない曖昧なことを言っていた。商売上手だね~。百戦練磨っつー感じ(てほどでもないか)。
それはさてお き、浅草に行ったのはホントに久しぶりだったな。前に行ったのはいつだったっけか。思い出した!6,7年前だ。オレが勤めていたM出版の林さん(社長)と 某メーカー(液晶が有名です)の企画部の高嶋さんと行ったんだった。懐かしいな。珠玉のエピソードがあるんだったぜ。記憶がグングンと呼び戻されてきた ぞ。このネタについては明日書くとしよう。キーワードは「観音様」だ。めっさ記憶が甦るぜ~。